秋の花々を求めての深入山々行の続編です。東登山道にはこのシーズン多くの花々が見られ、中でもリンドウとウメバチソウがその姿が最も多く主役の座を占めていました。尾根筋に乗るともうひとつ期待していたムラサキセンブリの花にも出会えました。山頂に着く頃俄かに天気が崩れてきそうだったので、直ぐに南登山口へと下山の途に就きましたが、道中経験したことのない程の強烈な雷雨に見舞われて、身も登山靴の中までもずぶ濡れになって這う這うの体で何とか下山しました。〔10月1日(月)〕
↓ 尾根筋に乗ってススキの穂越しに十方山方向に続く稜線を望みました。
↓ このシーズンのこの山域の主役のリンドウ(リンドウ科リンドウ属)が路傍に咲いていました。
↓ 東登山道のランドマーク的な存在であった赤松の古木は枯れて今では白骨状態になってしまいました。
↓ 登山道沿いに咲くヤマラッキョウ(ヒガンバナ科ネギ属)とアキノキリンソウ(キク科アキノキリンソウ属)のコラボシーンです。
↓ マツムシソウ(マツムシソウ科マツムシソウ属)も僅少ながらも咲いていました。
↓ 尾根筋を登ること暫らくで待望のムラサキセンブリ(リンドウ科センブリ属)に出会えました。
↓ ムラサキセンブリはまだ咲き始めで、上から順に咲く花はまだ天辺の一輪が開花しているだけでした。
↓ ムラサキセンブリと一緒にウメバチソウ(ユキノシタ科ウメバチソウ属)が咲き誇っていました。
↓ まだ蕾のムラサキセンブリです。まだ花は走りといったところで、本格的な開花はまだ暫く先のようです。
↓ シラヤマギク(キク科シオン属)が満開状態でした!
↓ 東登山道と南登山道の合流点辺りは一面のススキの原でした。
↓ 百畳岩から望む向真入山(996.2m)。
↓ 百畳岩近くから見上げた深入山(1,152.7m)の山頂部です。空は黒い雲に覆われてきました。
↓ 山頂部から眺めた南尾根ルートと登山口のグリーンシャワーです。
↓ 深入山々頂(1,152.7m)です。後背の峰は臥龍山(1,223.4m)、右奥は掛頭山(1,126.1m)です。
↓ 恐羅漢山(1,346.4m)方面は雷雲に覆われており、その雲がこちら方面に流れてきているようでした。
↓ 臥龍山(1,223.4m)から掛頭山(1,126.1m)に延びる稜線も雲に隠れてきた様子でした。
↓ 幾重にも重なる西中国山地の山並みが曇天の下で墨絵のようでした。
↓ 天候悪化の兆候に下山開始!最後にウメバチソウの写真を撮ってカメラをザックに納め、ザックカバーを掛けて取敢えずの雨対策をしました。
↓ 豪雨に煙るグリーンシャワーから見た深入山です。強烈な雨の一撃は強い風と共に突然やってきました。その一撃で全身ずぶ濡れになり雨具を着ることを諦めました。豪雨と稲妻と雷鳴が長い間続き、南登山道の急斜面は滑の滝のようになりました。何とか斜面を下りグリーンシャワーの建物の中に逃げ込みひと心地つけました。