誤解を招くといけないので補足を少し。
先ほど書いたように、資本注入決定が同時多発的損切りの蓋を開けてしまい下げ拍車の奔流を作ってしまったとするなら、これは健全化への“生みの苦しみ”という側面も指摘できる。したがって、いま起きていることは悲観ばかりではないということ。そうだとすると「夜明け前が一番暗い」ということ。ただ、あまりのマグニチュードの大きさに金融システム自体が持たないという可能性もある。 . . . 本文を読む
先週末の為替変動に象徴される混乱がまたぞろ高まってきた。やはり日本時間の夕刻の時間帯にならないと本流の動きが始まらない感じだ。地域別に背景の違いはあれ、温度差なく皆一様に傷んでしまっていることが、「損切りの同時多発的発生」につながり株価の暴落、為替の大変動を招いているというふうに見える。さらに既に市場から退出を余儀なくされたヘッジファンドなども多く、リスク・テイカーの不在が(歴史的ともいえる)値動 . . . 本文を読む