亀井幸一郎の「金がわかれば世界が見える」

マクロな要因が影響を及ぼす金(ゴールド)と金融の世界を毎日ウォッチする男が日常から市場動向まで思うところを書き綴ります。

週末は引き続き小動きで終了。重要イベントが控える今週

2015年06月15日 16時52分50秒 | 金市場
週末6月12日のNY市場の金価格は、ギリシャ問題に時間切れが迫る中で、さすがに警戒感からNY株に売りが膨らんだにもかかわらず、金市場は静かな展開のレンジ相場に始終した。最終的には通常取引は前日比1.20ドル安の1179.20ドルと、小幅続落で取引を終えることになった。 12日の金市場は、基本的には6ドル程度の価格帯内での値動きであり方向感の出ない中でドルの値動きに影響される展開が続くことになった . . . 本文を読む
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限度を大きく超えているIMFのギリシャ支援

2015年06月12日 15時16分53秒 | 金融市場の話題
今朝見た国際TVニュースではドイツのZDFが、IMF交渉団がギリシャとの交渉の地、ブリュッセルから引き上げたことを詳しく報じていました。希望的観測に偏るギリシャ側からの報道は問題外ですが、ここまでのところEU債権団側の話の中でドイツの報道が現状をもっとも映してるように思います。現状はデフォルト不可避。しかし、高度な政治的判断をどう下すかということでしょう。 先日のG7サミットは、ウクライナ問題 . . . 本文を読む
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絶えて久しくなかった日本発の国際金価格の動き

2015年06月11日 23時44分52秒 | 金市場
すでに報じられているように昨日午後の「黒田ショック」? 総裁就任以降、普段から突っ込んだ為替水準に言及することは一切なかったとされる黒田総裁。それゆえに効果あり!というか、影響力強し!!ということだったのでしょうが、そこには伏線がありました。 それは前日に起きたオバマ大統領が「強いドルは問題だ」と発言したと、(なぜか)“フランス当局者”が述べたものを(なぜか)Bloombergが流したニュース。 . . . 本文を読む
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政治的信条(イデオロギー)につぶされるギリシャ

2015年06月10日 21時57分04秒 | 金融市場の話題
政治的な駆け引きが展開されていることから情報も錯綜しがちなギリシャ情勢。以前にもここで書きましたが、折り合いがつかない根底には、ギリシャの急進左派連合からなるチプラス政権が、ギリギリの財政交渉にあってなお政治的イデオロギーの撤回をしていないことがあります。 本来的に冷戦終結後の金融財政論議に政治的イデオロギーは影を潜めていたはず。それを前面に出しての交渉は、ユーロ圏債権団にとってギリシャ新政権は . . . 本文を読む
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ご無沙汰です

2015年06月09日 08時53分58秒 | 徒然(つれづれ)
ご無沙汰しております。セキュリティ上の理由で、更新が途絶えていましたが、ひょんなきっかけで再開となりました。 ここまで10年にわたり綴ってきたサイトを閉じたり移動したりという意思は本人にはなく、未更新にもかかわらず、毎日ここを訪れてくれる方々がいらっしゃることは、週間アクセス報告で把握はしておりましたが、お応えするすべはなく、大変失礼をしました。 I'm still alive.(笑) . . . 本文を読む
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