絶えて久しくなかった日本発の国際金価格の動き

すでに報じられているように昨日午後の「黒田ショック」？
総裁就任以降、普段から突っ込んだ為替水準に言及することは一切なかったとされる黒田総裁。それゆえに効果あり！というか、影響力強し！！ということだったのでしょうが、そこには伏線がありました。

それは前日に起きたオバマ大統領が「強いドルは問題だ」と発言したと、（なぜか）“フランス当局者”が述べたものを（なぜか）Bloombergが流したニュース。1時間ほどでホワイハウスが、そんなことは言ってない・・とした一連の出来事です。ここに来て勢いを増してきたドル高円安に対し、米国当局も警戒感を強めているのではとの思いを市場関係者に少なからず抱かせました。

そこに翌日の黒田発言ですから、これは材料になったというわけです。

もちろん政治サイドの思惑に沿って相場が動くわけではありませんが、「資本の意志」ならぬ「外交の意志」なる表現があるなら、この段階での125円を超えての円安加速は望まぬということではないかと。。。

それにしても急なドル安にアジアの時間帯でグローベックスの金も動きましたが、日本発の材料に国際金市場が反応したのは、いつだったか？思い出せないくらい前です。