東京出張に挟まれた9日、無何有庵のマクロビオティック料理教室の中で一番気軽にご参加できる入門クラス<養のコース>の第1回目を開催いたしました。
月に1回、6回のコースでマクロビオティックの基本的な料理法や考え方を学んでいただけるようにカリキュラムを組んでおります。
このクラスは単発でもご参加できますよ。
第1回目は、陰陽のお話、玄米ごはんの炊き方、お野菜の陰陽、お野菜の扱い方(選び方、洗い方、切り方など)、蒸し煮の仕方、基本食の考え方をお伝えするために、定番の基本食、玄米ごはん、きんぴら牛蒡(食養)、ごま塩、出汁を使わない味噌汁(豆味噌)を作りました。
え~、メニューはこれだけですか?
って聞かれそうですが、はい、これだけです(笑)
マクロビオティックの登竜門的メニューです♪
玄米ごはんは丁度満開を迎えていた桜の花にちなんでの盛り付けにいたしました。
ピンク色のソースは豆乳とレモン汁、塩、胡椒、オリーブオイルと贅沢に有機無農薬の苺で作りました。もちろん、他の素材もオーガニックですよ。
マクロビオティックでは定番中の定番、三種の神器ともいえる「きんぴら牛蒡」は、素材を丁寧に細く切り、じっくり時間をかけて蒸し煮をし、さらに柔らかくなるまで水を足しながらことことと焚き上げて、お醤油だけで味付けしたものです。
今回は基本食なので、しっかりとお醤油を入れて、いただくのは毎食盃程度(二箸、三箸)という食養のレシピで作ったきんぴら牛蒡を作りました。
確かにそれだけをいただくとしょっぱいのですが、この量で、ご飯のおかずとしては丁度いいと感じられたとご感想をいただきました。
菜の花のお浸しを器に盛り付けました。
ごま塩は黒胡麻8に対して(大さじ山盛り4杯)自然海塩2(大さじすり切れ1杯)の基本のごま塩を作りました。
これは、性別、年齢、季節などに応じて、胡麻と塩の比率や黒胡麻、白胡麻の使い分けをいたします。例えば、陽性の強すぎる男性であれば、白胡麻で塩を控えるなどの工夫が必要で、いつでもどんな時でも同じものではないところが、マクロビオティックの醍醐味です。これはごま塩に限らず、全てにおいて、調整するということが大切なんですよ。
入門クラスですが、無何有庵のごま塩は究極の師範クラスのごま塩です。
素材の陰陽を見極めてその手順に<小宇宙>を作り上げると、ぐんと美味しくなるという秘法(秘密ではありませんが・・・笑)を用います。
油が出ないように、さらさらに擂り上げるコツは、とにかく!<回数>です(え~、それだけ~? ・・・爆)。
はい、頑張って、何度も作ってくださいね。
お味噌汁は、玉ねぎと人参の甘味と旨みを蒸し煮で引き出し、出汁を一切使わない調理法を致しました。お味噌は、春夏コースなのでまだ暑くならない今のうちに「豆味噌」を使用しました。こちらも季節に応じてお味噌の使い分けをしていきますよ。春ですし、あおさ海苔をトッピングして風味をつけました。
お味噌は、しっかりと醸造したものですと、大豆タンパクがアミノ酸(旨み成分)まで分解されておりますので、出汁無しでも野菜の旨みで充分美味しくなるのです。
初めてのマクロビオティックで、玄米ごはんも初めての方がいらっしゃいましたが
皆さん「食べる前にはご飯ばっかり!と思っていましたが、おかずとのバランスが取れていて丁度いい加減で美味しかった」とのご感想をいただきました。
玄米ごはんが6~7割、お味噌汁と、少しのきんぴら牛蒡とごま塩だけのお昼ご飯ですが、盛り付けなどを工夫すれば、全く素食と感じません。
普段のお食事はこんな感じで良いのです。
いえ、こんな感じの方が良いのです。
そして、ハレの日は楽しくご馳走を頂いて楽しんでください。
ハレの日が毎日では、カラダも疲れてしまいますからね。
次回の<養のコース>は5月14日(木)10:00からです。
単発でもOKです。
食事改善が目的とか、マクロビオティックを少し勉強してみようかなって方、初心者の方のためのクラスですので、気軽にご参加くださいね。
お申し込みは、087-881-2323松見歯科診療所 受付 川田までご連絡願います。