イザヤ書40,9。 高い山に登れ、良い知らせをシオンに伝える者よ。力を振るって声をあげよ、良い知らせをエルサレムに伝える者よ。
英文は Jerusalem, go up on a high mountain and proclaim the good news! Call out with a loud voice, Zion; announce the good news!
これ、「山に上りて告げよ」の元ネタなのにゃ。まあ、シーザーのファン以外にはどうでもいいことだけど。
サムエル記下24,15。 主は、その朝から定められた日数の間、イスラエルに疫病をもたらされた。ダンからベエル・シェバまでの民のうち、七万人が死んだ。
英文は So the LORD sent an epidemic on Israel, which lasted from that morning until the time that he had chosen. From one end of the country to the other seventy thousand Israelites died.
エホバの神は、「ユダヤ人の数を調べよ」とダビデを誘った。ダビデが言われた通りにすると、怒って疫病を送り、大勢を殺す。ユダヤ人にとって、エホバの神は守護神だったのか、疫病神だったのか。考えさせられる記述なのにゃ。
「Cycle Sports」を買ったのだが・・・。
最近の自転車専門誌は、グラベルの特集ばかりだ。以前と違って、ヒルクライムを全く取り上げない。これは、ロードバイクがリムブレーキからディスクブレーキに移行して、得意分野がグラベルになったから、だろう。そんな中でのヒルクライム特集。これは、と思って買ってみたのだが・・・。
がっかりした。トレーニング方法ばかりで、機材についての言及がない。グランツールの山岳ステージでリムブレーキの自転車を使った人が、総合優勝している。果たしてディスクブレーキの自転車は、ヒルクライムでリムブレーキの自転車に勝てるのか。勝てるとしたら、どんなホイール、タイヤを使えばいいのか。そんな内容を期待していたのだが、完全に裏切られた。おそらく、大勢の読者が同じ感想を持ったことだろう。
菊地武洋氏のコラムにも失望した。「制動力とタイヤのグリップ」だけがロードバイクの魅力ではないだろう。これらに、どれだけのニーズがあるのか。「時速25キロも出せば空力性能が圧倒的なのは明らか」? そんなわけないだろ、たかが時速25キロで。何言ってんだ、この人は。少し前に菊地氏の本を読んだ人間なら、みんなこう思うだろう。
リムブレーキからディスクブレーキへの移行は、業界ぐるみの「値上げ隠し」ではないかと、個人的には思っている。仕様が変わるのだから値上げはしかたないと、サイクリストに思わせる。そういう業界の意向に乗るだけなら、自転車専門誌に未来はない。「Cycle Sports」も、そのうち隔月刊になるだろう。