を観る。
いわゆるウィスパー・ボイスではない能登麻美子さんの声を初めて聞いた。子持ちのかなりはっちゃけたキャラの女性役(大人になったキューティー・ハニーといったところか)だから、仕方ないか。でも、自分の子供と話したりする時はウィスパー・ボイスに戻るのだった。ていうか、どっちが彼女の地の声なんだろうか。
ED曲も彼女が歌っているんだけど、これが、いい。軽めのジャズっぽい曲に、いつものウィスパー・ボイスがよくマッチしている。「地獄少女」のEDもよかったけど、あっちが情念をこめた粘り気のある歌い方なのに対して、こっちはさらっと軽やかに歌っている。意外と汎用性の高い声なのにゃ。
能登さんの生歌を、聴いてみたくなったよ。でも、心配なのがファンのコール。彼女のライヴには「モ・・・」じゃなかった、「マミマミー」というコールはふさわしくない。彼女の歌は、できれば椅子に座ってカクテルでも飲みながら、静かに味わうべきものだと思う。