で上演中の「群読叙事詩劇 一粒の種」を観る。
作・演出・音楽・美術がJ・A・シーザー。冒頭でいきなり「日本人の名という伝統」というらしくないフレーズが出てきて面食らったが、だれでも知っている詩や童謡やことわざを猛スピードで発しながら円形の劇場を駆け巡るパフォーマーたちには、有無を言わせない迫力があった。シーザーの音楽は、日本的なものというコンセプトに忠実な、おとなしめのものだったが、それでもクライマックスというか泣かせどころがちゃんとあるのはさすがと言うほかない。ラストに出てくる小竹信節デザインのXXも一見の価値あり。さすがに白塗りの人はいなかったけれど、万有引力のファンならこれは必見です。
2回観て、長久手会場に行ってみるかと思ったら、雨でモリゾー・ゴンドラが運行停止に。仕方なく、東京に帰りましたとさ。