読売新聞に、山内昌之先生の書いた記事が出ていたが・・・・・・。
「アケメネス朝ペルシアのダレイオスがヨーロッパの併合を企てて失敗した」とあるが、これは、「スキュティア人を征服しようとして失敗した」の間違いだろう。彼らは黒海の北岸に住んでいたが、常に馬車で移動する生活をしていた。ペルシア軍に対しても正面衝突を避け、のらりくらりと逃げて疲弊させる作戦を採った。これが当たって、ダレイオスは敗退した、とヘロドトスの「歴史」にある。
この時代に、「ヨーロッパ」はなかった。おそらく、ケルト人が多くの部族に分かれて暮らす地域があっただけなのにゃ。
「歴史」には、確かケルト人は出てこない。それとも、何か別の史料があるのだろうか。