「 ひるおび! 」 で、春日良一氏が吠えた。「 オリンピックは平和の祭典であり、IOCはスポーツによる世界平和の実現を目指している。だから東京都は、金を惜しんではならない 」。
今どき、こんなことをテレビで堂々と発言する度胸は認めるが・・・・・・。
するとIOCは、「 スポーツ団体 」 ではなく、世界平和を実現するための 「 政治団体 」 だということか。彼らは何か困ったことがあると、「 政治とスポーツは別だ 」 と主張してきたが、これからはそういう言いわけは通らないことになる。スポーツは、世界平和を実現するための道具なのだ。世界平和よりも国益を重視する国々は、IOCと厳しく対立するだろう。
巨額を費やして何度オリンピックを開いても世界平和が実現しなかったら、当然IOCの責任が問われることになる。政治に責任はつきものなのだから。