の社長が逮捕、か。
例によってネット上は大騒ぎだが、非難されるべきなのは社長であって、声優ではない。ふだん声優の演技について細かく批評している人が、「こいつは社長と寝たから声優をやっていられる」、などとのたまうのだから、笑える。
よかったねえ、騒ぐネタがみつかって。私ももっと単細胞なら、もう少ししあわせになれるのだが。
「JOIN INN」を聴く。
このバンドの「SCHWINGUNGEN」は持っていたけど、こっちの方がずっといい。ジミ・ヘンドリックス、グレイトフル・デッド、裸のラリーズに匹敵するサイケの傑作だ。
スピーカーから流れる音が、こっち側の空気までどんどん変色させていってしまう。ギターにディレイをかけつつ同じフレーズを何度も畳みかけるマニュエル・ゲッチングの技が強烈な1曲目。当時の彼が追いかけていたジミ・ヘンを、一瞬だが超えたようにも思える。今では電子音楽の巨匠のイメージが強いクラウス・シュルツェのドラムも、ゲッチングのプレーによく反応している。そして、ゲッチングのギターなのか、シュルツェのキー・ボードなのか判然としないが、叙情的な音の波が果てしなく寄せては返す2曲目。このまま音と一体化して、ずっと漂っていたくなるような、至福の時間だ。
ジャーマン・プログレの枠を超えた名盤だと思う。数年前、キング・レコードからアシュラの初期のアルバムがまとめて発売された時に、これだけが洩れたのが不可解だ。さらに付け加えるなら、これの次に出たポップな「STARRING ROSI」を続けて聴くといい。そうしないと、もとに戻れなくなっちゃうかも。
を読む。
前から読もうかどうしようか、と思っていたが、作者のカート・ヴォネガット・ジュニアの死去により、決断。
予想していたほど難解ではない。作中の「時間等曲率漏斗」を、たとえば「赤線地帯」、と読み替えればいい。「あいつは赤線に行って、一皮むけて帰ってきた」、というふうに。たとえが古いかにゃ。
爆笑問題の太田さんがこの本を読んで号泣したそうだが、私はそういうふうにはならなかった。「うん、そうだね」、というのが感想。
有史以来、人類は××に操られていたことになっているが、ではその××を操っていたのは一体だれだったのだろうか。
まだLP時代だった中学生の頃。レッド・ツェッペリンの2NDを買ったら、1STの歌詞カードが入っていた、なあんてことがあった。
もうあんなことは2度とないだろうと思っていたら、にゃんとっ!2枚組CDなのに1枚しかCDが入っていない、というハプニングがっ!
ついこの間買ったジョン・アンダーソンの「ライヴ・イン・シェフィールド1980」が問題のCD。イエスが活動を停止していた時期のソロ・ライヴで、いかにもブートレッグ風のジャケだが、これは彼自身による発掘音源シリーズの中の1枚らしい。で、ジャケ裏にはCD1、CD2とあって、ちゃんと曲名も書いてある。なのに、開けてみるとCD1しか入ってないし、そもそもケースが2枚組用になってない。なんてことにゃ!すぐショップに電話して、交換することになったけど、怖いのにゃ。もしかして、全部のCDがこうなっているかもなのにゃ。
を観る。
「したいだけでしょ?」と女の子に言われたら、「どうせもうじき死ぬんだ、一発ヤらせてくれよ!」と素直に土下座して頼むのもありかも。状況が状況だけに、案外ヤらせてくれるかも。
このアニメの絵って、なんだか山本直樹っぽい。だから、ついこんな想像をしてしまうのにゃ。
チケットを買う。
まったく。TBSにだまされてたよ。HPのトップには14日発売と書いてあるのに、よく見たらアニメイトでは12日、ローソンでは13日に発売していやがる。それに、今日コンビニの端末で検索してみたら、ぴあでは「該当公演なし」と出た。つまり、どこも14日にはチケットを発売していないことになる。なんとか某所で入手できたけど、「偽情報をタレ流していた」、と非難されても仕方ないんじゃないの、TBSは?
にゃふにゃふ。
「怪物王女」に能登麻美子様が登場。
令裡「おねえさんが、あなたの知らなかった世界を、教えてあ・げ・る」
にゃふっ。いい。いいにょう。ベタな内容だけど、今までの能登様のせりふの中で、一番いいにょう。ていうか、「教えてあ・げ・る」という言葉は、能登様に言ってもらうために作られたのではないか、と思えるくらい、ハマっているのにゃ。
次回も強烈な新キャラが出てくるので、必見にゃ。
の原作を読み返してみる。
シロエ、マツカ、トォニィ・・・。サブキャラが魅力的だ。ていうか、フィシス以外はほとんど男ばかりなのにゃ。BL度高し。ボーイ・ミーツ・ボーイにゃ。竹宮先生の作品なんだから、当たり前か。
和解しようとするミュウと人間。それを邪魔するコンピューター・グランド・マザー。これは、壮大な三角関係の物語なのにゃ。
おじさんはね、かわいくて、かしこい女の子に説教されたいんだよ。
「瀬戸の花嫁」の銭形巡(森永理科)「巡が社会のルール、教えてあげよっか」
「ぼくらの」の古茂田孝美(能登麻美子)「お父さまは、私の話を信じていないのですね」
にゃうん、にゃうん。ええのう。もっと、もっと、言っておくれ。
を観る。
双子の女神の名にちなんで「クレア」、か。美しいネーミングだ。でも、もしもおじさんがテレサだったら、迷わず「テン」、と名づけただろう。作品の世界が台無しだな。アッハッハッハッハッ。
「ホワッツテラヤマ?」を観る。
山田広野さんのMCが意外でおもしろかった。ピンク・フロイドの1STから何曲かSEで使われていたのが効果的。でも、ちょっと前に放送したばかりの「知るを楽しむ」からの使いまわしが多かったのが残念。
「アングラの仕掛け人である寺山修司は、国家が仕掛けた万国博という一大イベントにはかなわなかった」、というのはあまりにも単純過ぎるまとめ方だ。万国博は1970年の一度きりのイベントだが、寺山は1983年に亡くなるまで映画や演劇等の表現を止めなかったし、死後も彼の作品は上演され続け、世代を超えた支持を集めている。おそらく未来においても、ギリシャ悲劇のように人々の前に存在し続けるだろう。
月蝕歌劇団の8月公演「寺山修司」への期待が、ますます高まったにゃ。