それでもこの映像は、一見の価値がある。時には観客の下敷きになりながらも絶叫をやめないH.R.の勇姿と、対照的にどこまでもクールなバックの3人。もともとはフュージョンを演っていたが、セックス・ピストルズに触発されてパンクを始めた、というバンドの来歴が窺えて、興味深い。曲目も、「BIG TAKE OVER」、「ATTITUDE」、「F.V.K」等、初期の代表作ぞろいで、言うことなしだ。
function code();が出るのはどうやら毎週火曜らしい。宇多田ヒカルの次、2番目に登場。森永理科さんは、少年と少女の2役を演じている。軍服とドレスの対照が妖しい。あのケバい髪の色が、ビデオの中では自然に見えるから不思議。あの大物がゲスト出演(?)していてびっくり。曲は、メタルのリズムに、どこか沖縄民謡を連想させるメロディが乗る。キイがかつてないほど高め。それが、「祈り」のような雰囲気を醸し出している。