クランク以外はフル・アルテグラ、と言いたいところだが、スプロケットは105(5700)の「12~27T」。なぜか今のアルテグラ(6700)には、この歯車構成のスプロケットがないのにゃ。「11~28T」になってしまうのにゃ。いくらワシがヒルクライム志向でも、これではワイド過ぎるのにゃ。
クランク以外はフル・アルテグラ、と言いたいところだが、スプロケットは105(5700)の「12~27T」。なぜか今のアルテグラ(6700)には、この歯車構成のスプロケットがないのにゃ。「11~28T」になってしまうのにゃ。いくらワシがヒルクライム志向でも、これではワイド過ぎるのにゃ。
そして、クランク以外のコンポーネントをティアグラからアルテグラに交換。
まあ、最高速度は変わらないだろう。だが、今のままでは自転車がかわいそうではないか、と思った。ワシのキャノンデールCAAD9 6のクランクは、FSAのゴッサマー・プロ・コンパクトBB30に交換してある。ティアグラとの相性は悪く、フロント・インナーにした時にリアのトップ側4段が使えない。チェーンがアウター・リングと接触してしまうのにゃ。これでもヒルクライム用としては問題ないが、本来リア10速用のクランクなのだから、その性能をフルに引き出すコンポにすればいいじゃないか。105は使ったことがあるから、アルテグラで。
ティアグラを3年くらい使ってからアップグレードする、という手もあった。だが、人生の折り返し点をとっくに過ぎたワシにとって、3年はあまりにも長い。その間にどんどん体力は低下していくだろう。
これはワシの、最後の贅沢にゃ。
読む。五月書房。
やっと第1巻を読み終えたが、相変わらず誤植が多い。285ページ上段21行目「中世学哲」→「中世哲学」、290ページ下段の注「ダーウィン主義者を」→「ダーウィン主義者は」、295ページ上段21行目「・・・含まれているバロック芸術・・・」→「・・・含まれている。バロック芸術・・・」、300ページ上段4行目「バロツク」→「バロック」、301ページ上段3行目「規規」→「規則」、320ページ上段2行目「数世紀間永続」→「数世紀間存続」、322ページ上段23行目「獅子王にはハインリヒ」→「獅子王ハインリヒ」、323ページ上段19行目「イスランド」→「アイスランド」、342ページ下段10行目「一預言者が」→「一予言者の」、344ページ上段3行目「ショーは」→「ショーの」、349ページ下段17行目「われわれ」→「われわれは」、365ページ上段19、20行目「後者・・・、前者・・・」→「前者・・・、後者・・・」、366ページ上段5行目「解理」→「理解」、367ページ下段2行目「地方」→「他方」、377ページ上段19行目「フウァスト」→「ファウスト」、377ページ下段16行目「劣らないほだ」→「劣らないほど」、380ページ下段4行目「八世紀の」→「十八世紀の」、383ページ下段15行目「・・・とをきめて密接に」→「・・・ときわめて密接に」、384ページ下段18行目「覆えすことのできる真理」→「覆えすことのできない真理」。
・・・・・ここまで来ると、立派な不良品ではないか。第2巻を読むべきかどうか、考えてしまうのにゃ。
を読む。A・E・ヴァン・ヴォクト著。ハヤカワSF文庫。
ちょっと前に古本屋で買ったのを読んだ。SFの古典だが、終わり方がいわゆる「グダグダ」なので、ちょっと驚いた。
これに不満を覚えた竹宮恵子が、主人公の「ジョミー」という名前、「ミュータントと人間の対立」という設定を借りて、完成させたのが「地球へ」、だったのだろうか。
を読む。ブレーズ・パスカル著。中公文庫。
断章298 「力のない正義は無力であり、正義のない力は圧制的である」。
大山倍達が、しばしばこの言葉を引用していたという(「大山倍達正伝」)。人間は結局、何が正義かを決めることができない。逆に、だれが一番強いかは一義的に明白だ。だから、一番強い人が言うことを正義にしてしまう。だが・・・・・。
この言葉も、もはや時代遅れになってしまった。現代では、正義どころか、だれが一番強いのかさえも決められないのだ。極真空手の現状を見れば、それがわかる。
今回の和田峠のタイムは20分49秒01。クランク交換前のタイムは23分06秒52。やはり約1割スピードアップしている。
もはや疑問の余地はない。BB30を売りにしているのに、実際のクランクはアダプター付きのデュラエースかアルテグラ、という高級車は多い。実にもったいないことだ。即刻、FSAかスラムの最初からBB30に対応したクランクに交換すべきだ。「自分は競技志向じゃないし、そこまでしなくても」、という人は多いだろう。だが、交換すれば間違いなく今までよりも楽に峠を制覇できるのだ。これを放っておく手はないだろう。
一番いいのは、シマノがBB30対応のクランク(アルテグラBB30とか)をリリースすることだ。そうすれば、ワシの場合のようなチェーンとアウター・リングの接触というミックス・コンポ特有の問題も発生しないのだが。いや、それでもBB30対応のクランクの魅力の方が大きいのだ。
白石峠に続いて、6月7日に梅野木峠でタイムトライアル。結果は13分46秒79。クランクを交換する前のキャノンデールCAAD9 6(ティアグラ)で5月3日に行った時の結果は、14分38秒89。1分近く更新したぞ。さらに・・・・・。
タイムは34分37秒93。素人のオヤジにしては、いいんじゃないの。今までのベストは、去年12月にラレー・カールトンC/Cで達成した38分11秒85。約1割スピードアップしたぞ。
やはり、BB30対応のクランクの威力は大きい。ペダルが今までよりも明らかに軽くなって、その分頑張れる。ちなみにギアは、フロント・インナーで、リアは23、21、19Tを使用。リアのトップ側4つ(16、15、14、12T)は使わないから、前に書いたチェーンがアウター・リングと接触する点は問題にならない。激坂を上るだけならこれで十分だ。
ところで、キャノンデールCAAD9 5って、フレームはBB30対応だけどクランクはシマノの105だよね? 大きなお世話かもしれないけれど、オーナーのみなさん、このFSAゴッサマー・プロBB30に交換してみてはどうだろう。もともと10速用だし、現にキャノンデールのカタログによると、シナプスカーボン5がメインコンポが105でクランクがゴッサマーBB30という組み合わせを採用している。ワシみたいにCAAD9 6(ティアグラ)に取り付けるよりは、チェーンとアウター・リングの接触の問題も軽くなるんじゃないの?
・・・・・んっ。ナニ? 「ラレーとキャノンデールではそもそもフレームもホイールも違うし、クランクがどれだけスピードアップに貢献したかわからない」って? よーし。それなら他の峠で試してみようじゃないの。