今年のあれこれ

2017-12-31 16:17:46 | 演劇

 記憶に残ったのは、某劇団の 「 盲人書簡上海篇 」。寺山修司の台本を一部改変していたのだが・・・。

 ある場面で、原作の 「 マッチ擦る 」 が 「 タバコ吸う 」 になっていた。この違いは大きい。同じ 「 一本すっても 」 というせりふでも、「 擦っても 」 と 「 吸っても 」 ではかなり印象が変わる。前者は 「 す 」 にアクセントがあるが、後者にはない。そのせいで、消極的・受動的な感じがした。革命を起こすようなパワーが伝わってこない。
 さらに言うなら、タバコ税は国家の主要な財源のひとつだ。タバコを吸えば吸うほど、国家は盤石なものになっていくのだが。それはそれとして・・・。

 写真は、個人的に今年はまったウイスキー。その時の気分や体調に合わせて、濃さや割り方を変えられるのがいいにゃ。おすすめは、スコッチならフォートウイリアム、バーボンならケンタッキージェントルマンかにゃ。あまりクセがなく、かといって弱くもない。バランスが取れているのにゃ。1000円ちょっとで4、5日もつから、酒税を払い過ぎることもないにゃ。
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今年読んだ本

2017-12-29 17:52:12 | 

 「 エッダとサガ 」。谷口幸男著。新潮選書。特におもしろいのは・・・。

 「 赤毛のエイリークのサガ 」。西暦1000年頃、アイスランド人は新大陸に到達していた。そこで現地人とトラブルになり、絶体絶命のピンチに。逃げ惑うアイスランド人の中でただ一人、フレイディースなる女性が踏みとどまった。彼女はおもむろに服をまくり上げておっぱいを出し、剣の平らな部分で 「 ぺちんっ! 」 と叩いた。それを見た現地人は、ビックリして逃げ去った。

 これに近い話は、タキトゥスの 「 ゲルマーニア 」 にもある。古代ゲルマンの女性は、男たちが戦争で劣勢になると、おっぱいを出して必死に応援したという。

 巨石文化ならぬ、巨乳文化というものが、ゲルマン人にはあったのではないか。いざという時には、おっぱいが何とかしてくれるのだ。

 これに対してギリシア人は、おま〇こ文化だ。リュキアの女性たちは、荒れ狂う英雄べレロポンに女性器を見せて、鎮めた。また、メデイアは 「 衣のひだを頬の両側にかかげて 」、青銅人タロスに魔法をかけた。

 ワシが敵役だったら・・・。おっぱいでもおま〇こでも、瞬殺されるかな。ワーッハッハッハッ!! 

 
 

 
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前回の続き

2017-12-24 13:42:41 | 

 塩野七生 「 スパルタは軍事力以外何も創造しなかった 」。これは、本当なのか。単なる軍事力に納まらないスパルタ人の姿を、いくつか紹介してみよう。

 プラタイアの戦いでペルシア軍を破ったスパルタ人パウサニアスは、ペルシア軍に従ってギリシアにやってきたコックに料理を作らせて、こう言った。「 こんな豪華な料理は、ギリシアにはない。いったいペルシア人は、何のためにギリシアまで来たのか 」。

 スパルタ王アゲシラオスは、友人から 「 スパルタは堕落してしまった。まるでペルシアのようではないか 」 と言われて、こう言い返した。「 スパルタがペルシア化したというよりは、ペルシアがスパルタ化したとは思わないか 」。

 スパルタ王クレオメネスは、マケドニアに敗れてエジプトに逃れる途中、友人から自決を勧められるが、拒否してこう言う。「 自殺は ( 他人の ) 行為の結果ではなく、( 自分の ) 行為であるべきだ 」。
 寺山修司の 「 青少年のための自殺学入門 」 よりも、2000年以上先行している。

 最後に、ある無名のスパルタ人のエピソード。彼はアテナイを訪れていて、仕事もせずにブラブラしていた市民が 「 怠惰の罪 」 で処罰される ( 確か、財産の没収 ) と聞き、こう叫ぶ。「 私はその人に会ってみたい! 自由人が、自由人であるがゆえに処罰されるとは! 」

 塩野氏は、戦争のない時にスパルタ人が何をしていたのか、知らないらしい。彼らは労働をすべて国家奴隷 ( ヘイロータイ ) にやらせ、自分たちはひたすら雑談にふけっていた。そこから、現代にまで残るさまざまな言葉が生まれた。

 ソクラテスはアテナイの町で出会った人々にさまざまな議論を吹っ掛けたというが、弟子のプラトンはいわゆる 「 哲学者たち 」 だけでアカデメイアに引きこもった。「 哲学者=知恵を愛する人 」 という伝統は、アテナイよりもむしろスパルタに長く残ったと見るべきではないだろうか。
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読売新聞の

2017-12-23 11:50:11 | 

塩野七生氏のインタビューを読んだが・・・。

 いくつか気になる点がある。アテネには遺跡があるが、スパルタにはないのは、「 スパルタには他国の人々を引きつける魅力がなかった。軍事力以外は何も創造しなかったからだ 」、という。「 アテネはソフトパワーによって残った。世界を引きつける文化があったからです 」、とも。

 逆ではないだろうか。アテネには遺跡があるが、それは今でいう 「 ハード 」 で、ペリクレスが造らせた 「 ハコモノ 」 だ。彼は、アテナイ市民に仕事を与えるために、さまざまな公共事業を行った。神殿の建設もその一つだ。そのための資金はデロス同盟の金庫から調達したが、それに怒った加盟国がスパルタと結び、ペロポネソス戦争が起こる。長い戦いの末に、アテナイは、スパルタのリュサンドロスによって攻略されるのだ。

 一方、スパルタには遺跡がないが、スパルタ教育という 「 ソフト 」 は今でも世界中の人々に知られている。「 ハコモノよりも人 」 というのがスパルタ人のモットーであり、これに賛同する知識人は多かった。たとえばソクラテスの弟子のクセノフォンは、2人の息子をスパルタに送って、スパルタ教育を受けさせたほどだ。「 他国の人々を引きつける魅力がなかった 」 というのは、明らかな誤りだ。

 ( もっとも、当時のスパルタ教育の特徴は、子供を親から引き離して、国家が一元的に教育を行うという点にあるのだが、今このことを知る人は少ない )

 塩野氏の作品は読んだことがないが、かなりクセのある内容なのではないか。ヘロドトス、トゥキュディデス、クセノフォン、プルタルコス。まずはこれらを読んでから、チャレンジしてみるべきだろう。
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大丈夫だ

2017-12-22 17:08:41 | Weblog

 エルサレム首都認定撤回決議案賛成国に、アメリカが支援停止、か。

 心配ない。アメリカのかわりに、中国が手を突っ込んでくるだろう。
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コルナゴ・マスターXライト 8 おわり

2017-12-20 17:14:53 | 自転車

 カンパニョーロ・ケンタウルで組んだコルナゴ・マスターXライトで、名栗湖まで行ったにゃ。途中の山王峠の北側。道路のはしっこには、霜が降りていたのにゃ。もしかしたら、年内、いや、この冬最後のライドかもにゃ。

 ケンタウルの動作は良好。ブレーキのコーラスはさらに良好にゃう。優しいタッチなのに、十分な制動力がある。熟達した女性に握られているようなカンジにゃ。

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コルナゴ・マスターXライト 7

2017-12-19 17:55:46 | 自転車

 コルナゴ・マスターXライトのコンポをカンパニョーロ・ケンタウルにチェンジ。で、浮いたパーツを他の自転車に流用にゃ。

 スコット・アディクトR3 の前ブレーキを、デュラエース9100に。こいつはもともとデュラエース7900で組んである。後ブレーキはもとの7900のままにゃ。

 前ブレーキが9100で、後ブレーキが7900。これくらいがちょうどいい。後も9100だと大変にゃ。安易にレバーを握ると、えらいことになる。2年ぶりにカカアの胸にタッチする時のような慎重さが必要なのにゃ。

 ちなみにこいつのブレーキは右前。やっぱり、左前の方がすっきりしているかにゃ。
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コルナゴ・マスターXライト 6

2017-12-18 17:44:52 | 自転車

 カンパニョーロ・ケンタウルにコンポをチェンジしたついでに、ブレーキを 「 左前 」 にしてみたにょ。

 ケーブルの取り回しがすっきりするという話だけど、微妙かにゃ。まあ、ワシはいつも左右同時にブレーキレバーを引くから、どっちでもいいのにゃ。
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コルナゴ・マスターXライト 5

2017-12-17 16:59:41 | 自転車

 カンパニョーロ・ケンタウルのシルバーで固めつつ、ブレーキだけはコーラスにゃう。コーラス以上は黒になるのにゃ。

 全部シルバーにしたかったが、ダウンヒルに備えてブレーキは強力なやつがいい。思い切ってレコードにしようかとも思ったが、諸事情でコーラスにゃ。
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コルナゴ・マスターXライト 4

2017-12-16 16:56:44 | 自転車

 カンパニョーロ・ケンタウルのシフトレバー。

 シマノと違うのは、フロントギアをインナーからアウターに戻す時に、長い方のレバーを長押しではなくダブルクリックする点。まあ、慣れればどうということもないだろうにゃ。

 (※間違いですにゃ。シマノよりも深めにレバーを押すと、一瞬でアウターに戻りますにゃ。まあ、ダブルクリックでも戻ることは戻りますが。)
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コルナゴ・マスターXライト 3

2017-12-15 17:11:00 | 自転車

 カンパニョーロ・ケンタウルのクランクはかっこいいが、ケイデンスを計るためのマグネットを取りつけるのに工夫がいるのにゃ。バンドでクランクに結びつけるのではなく、ペダルの裏側に入れるにゃう。
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コルナゴ・マスターXライト 2

2017-12-14 18:26:35 | 自転車

 カンパニョーロ・ケンタウルのクランク。ポテンツァと比べると彫りが浅いが、十分美しい。それに、シルバーの質感。105よりも上にゃ。

 重量が875グラムと重めなのが気になったが ( 今までのアルテグラ6750は790グラム )、走りは軽い。フォーアームだから? カンパだから回転がいい?

 とにかく、問題なしにゃ。
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コルナゴ・マスターXライト

2017-12-13 17:31:22 | 自転車

 コルナゴ・マスターXライトのコンポを、シマノからカンパニョーロ・ケンタウルにチェンジにゃ。

 前からやってみたいと思っていたのにゃ。ふむ。フォーアームのクランクだが、違和感はないにゃ。

 ちなみにホイールは、フルクラム・レーシング3をそのまま流用。フリーボディがシマノからカンパに変わって、40グラムくらい軽くなったはずにゃ。
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グラブル

2017-12-10 18:47:38 | アニメ・ゲーム

 「 進撃の巨人 」 とのコラボ中。そんなわけで、ミカサを捕獲にゃう!

 やたっ! SRロザミアとのコンビ実現にゃっ!!

 本当は、Rロザミアも入れてオール石川由依にしたかったのだが、同じ名前のキャラを二人入れることはできないらしいにゃ。で、かわりにEDを歌っている人を入れたにゃ。

 ミカサとロザミア。キャラがほとんど変わらないのにゃ。・・・いや。ミカサの方が声が低いかにゃ。マニアなら、このくらいやらないとにゃ。ワーッハッハッハッ!!
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今年買ったCD 4

2017-12-07 18:43:11 | 音楽

 ヤードバーズの 「 ヤードバーズ'68 」。

 ニューヨークのアンダーソン・シアターでのライヴ。この時の音源は、ワシも右のブートレッグ ( なぜかジェフ・ベックが写っている ) で前から聴いていたが・・・・・・。

 今回のはジミー・ペイジ本人によるプロデュースだけに、音質がいい。音の輪郭が、細部まではっきりしている。無駄なSE ( いかにも大袈裟な観客の声援 ) はカットされているし、キース・レルフのハーモニカの音がジミー・ペイジのギターの音よりもデカいという問題も解消されている。

 つまりこの作品は、レッド・ツェッペリン以前に今日のハード・ロックは完成されていたという事実の、完全な証明になる。ここで聴けるジミー・ペイジのギター・リフは、ロックの 「 イデア 」 だと言っていい。
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