「善悪の彼岸/道徳の系譜」2

2023-04-30 13:53:08 | 

 ニーチェは、ユダヤ教・キリスト教を攻撃している。これらは奴隷と主人を逆転させて、「生」を堕落させた。つまり、弱くて無能な人間が、自分たちのような卑屈な生き方にこそ価値があると思い込むような世界をつくり上げたのだ、と。だが・・・。

 一方でニーチェは、こう書いている。「奴隷的状態というものは、精神の訓育と錬成の不可欠な手段でもあるように思われる」。また・・・。

 「旧約聖書には、ギリシアやインドではそれと比肩するものがないほどの雄大な風趣をもった人物、事物、言葉が存在する」。弱者であるはずのユダヤ人に、どうしてこのような旧約聖書が書けたのか。ニーチェは何も語らないのにゃ。

 また、ニーチェは、反ユダヤ主義を追放すべき、とも書いている。ユダヤ人はヨーロッパに吸収されたがっているのだから、放っておけばいい、と。

 何もかもが、分裂しているのにゃ。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「善悪の彼岸/道徳の系譜」

2023-04-29 16:10:28 | 

を読んだのだった。ニーチェ著。ちくま学芸文庫。

 和英対照聖書と並行して読んでいたのにゃ。ニーチェを読むのは、「悲劇の誕生」、「ツアラトゥストラ」以来。一言で言うなら、矛盾に満ちた作品なのにゃ。

 ニーチェといえば、「権力への意思」。人生は、権力を獲得するための戦いの連続なのにゃ。その彼が、意外なことに、「自己責任論」を否定しているのにゃ。それは、神・世界・偶然・社会をその責任から放免しようとするものなのだ、と。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

やばいにゃ

2023-04-27 17:47:58 | 自転車

 シマノがピンチらしい。まあ、物価が全体的に上がってるんだから、自転車も売れなくなるのにゃ。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

神戸岩 2023春 4

2023-04-26 14:06:50 | 自転車

 藤の花があちこちで咲いていて、キレイにゃ。来た甲斐があったにゃ(撮影は23日)。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

神戸岩 2023春 3

2023-04-25 16:00:56 | 自転車

 今回のパートナーは、デローザ・アイドル。いつもは紅葉をバックに撮影するのだが、新緑も悪くないにゃ。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

神戸岩 2023春 2

2023-04-24 14:45:42 | 自転車

 新緑の神戸岩。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

神戸岩 2023 春

2023-04-23 17:41:52 | 自転車

 神戸岩まで行ってきたにゃ。前から気になっていたんだけど、これ、「こういう不審者が出るぞ」という警告なのかにゃ。 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

精進落とし

2023-04-18 14:23:27 | 下ネタ

俗世間に帰ってきたぞ。デイリースポーツ、最高にゃう。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

和英対照聖書を読む オメガでありアルファ

2023-04-17 07:47:57 | 

 創世記1,1~3。 初めに、神は天地を創造された。地は混沌であって、闇が深淵の面にあり、神の霊が水の面を動いていた。神は言われた。「光あれ。」こうして、光があった。

 英文は In the beginning, when God created the universe, the earth was formless and desolate. The raging ocean that covered everything was engulfed in total darkness, and the Spirit of God was moving over the water. Then God commanded, "Let there be light"- and light appeared.

 聖書は循環的な構造をしている。つまり、同じパターンの繰り返しでできている。人間は、何度も神を裏切っては立ち返る。最後の審判も、何度も繰り返されるだろう。そんなわけで、創世記の冒頭にもどって終わることにする。

 日本語版では「闇が深淵の面にあり」というあっさりした表現だが、英語版はかなり違う。「荒れ狂う大海がすべてを覆い、それをさらに大いなる暗黒が飲み込んだ」、とでも訳すべきか。その後で、神が光を創造する。つまり、暗黒は光よりも先に存在していた。いや、それだけではなく・・・。

 暗黒は、「創造されざるもの」なのだった。「生まれることも死ぬこともなく、変わらない永遠があるだけ」とプルタルコスが書いた(「デルポイのEについて」)、神の属性をもっているのにゃ。

 あと、「神の霊」という表現は、クドいかな。神はそもそも霊体なのだから。こんなところかにゃ。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

和英対照聖書を読む 276

2023-04-15 14:08:57 | 

 ヨハネの黙示録20,12~13。 幾つかの書物が開かれたが、もう一つの書物も開かれた。それは命の書である。死者たちは、これらの書物に書かれていることに基づき、彼らの行いに応じて裁かれた。海は、その中にいた死者を外に出した。死と陰府も、その中にいた死者を出し、彼らはそれぞれ自分の行いに応じて裁かれた。

 英文は Books were opened, and then another book was opened, the book of the living. The dead were judged according to what they had done, as recorded in the books. Then the sea gave up its dead. Death and the world of the dead also gave up the dead they held. And all were judged according to what they had done.

 いわゆる最後の審判。「命の書」は、英語版の「生活の書」の方が正確か。内申書のようなものなのにゃ。

 死者は自分が死んだ場所から出てきて、裁かれる。「煉獄」というものはないのにゃ。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

和英対照聖書を読む 275

2023-04-14 16:39:19 | 

 ヨハネの黙示録16,12。 第六の天使が、その鉢の中身を大きな川、ユーフラテスに注ぐと、川の水がかれて、日の出る方角から来る王たちの道ができた。

 英文は Then the sixth angel poured out his bowl on the great Euphrates River. The river dried up, to provide a way for the kings who come from the east.

 言うまでもなく、これは出エジプト記の繰り返しだ(14、21)。紅海がユーフラテス川に変わっただけだ。だが・・・。

 ヨハネの時代に、かつてのエジプトに匹敵するのは、ローマ帝国だ。どうしてユーフラテス川ではなく、 ティベル川としないのだろう?

 ・・・それだけ、ローマ帝国を恐れていた、ということか。たとえ神がついていたとしても、ローマ帝国を敵に回すことはできない。パウロのように露骨ではないが(ローマの信徒への手紙13、1)、ヨハネもローマ帝国に忖度していたのにゃ。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

和英対照聖書を読む 274

2023-04-13 15:24:05 | 

 ヨハネの黙示録14、3~4。 彼らは、玉座の前、また四つの生き物と長老たちの前で、新しい歌のたぐいをうたった。この歌は、地上から贖われた十四万四千人の者たちのほかは、覚えることができなかった。彼らは、女に触れて身を汚したことのない者である。彼らは童貞だからである。

 英文は The 144,000 people stood before the throne, the four living creatures, and the elders; they were singing a new song, which only they could learn. Of the whole human race they are the only ones who have been redeemed. They are the men who have kept themselves pure by not having sexual relations with women; they are virgins.

 十四万四千人の童貞って・・・。クサそう。それだけでなく、BLの臭いがする。何しろ、作者はキリストの愛人、ヨハネなのだから。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

和英対照聖書を読む 273

2023-04-12 08:10:06 | 

 ヨハネの黙示録10、2~3。 手には開いた小さな巻物を持っていた。そして、右足で海を、左足で地を踏まえて、獅子がほえるような大声で叫んだ。

 英文は He had a small scroll open in his hand. He put his right foot on the sea and his left foot on the land, and called out in a loud voice that sounded like the roar of lions.

 ヨハネの見た天使の幻なのだが、この天使、エジプトのイシス女神に似ているのにゃ。イシスも一方の足を地に、もう一方の足を水の中に置いている。彼女は土と水の両方を支配しているそうにゃ(セリグマン「魔法」)。

 ヨハネといえども、エジプト文化の影響から無縁というわけではないのにゃ。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

和英対照聖書を読む 272

2023-04-09 15:19:42 | 

 ヨハネの黙示録2,23。 また、この女の子供たちも打ち殺そう。こうして、全教会は、わたしが人の思いや判断を見通す者だということを悟るようになる。

 英文は I will also kill her followers, and then all the churches will know that I am the one who knows everyone's thoughts and wishes.

 女預言者イゼベルの信者を殺してやる、と「神の子」が言ったのだという。「神の子」といっても、キリストではないんだろう。なんとも、殺伐としているのにゃ。 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ひと休み

2023-04-08 17:06:44 | アニメ・ゲーム

 録画していた「かぐや様は告らせたい」を見たのだが・・・。

 クリスマスプレゼントが「けん玉」? どういう意味だろう。穴があって、棒があって・・・。かなり意味シンなのにゃ。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする