「パプリカ」

2006-11-29 19:55:32 | アニメ・ゲーム

を観る。

 サービス・デイのせいか、午前10時の回なのに、9割近い入り。他人の夢の中に入って精神治療を施すためのDCミニというツールを通して、夢がどんどん現実を侵食していき、だれにもそれが止められない、という話。

 ストーリーよりも、キャラと映像美が命の作品。上映時間は約90分だが、もう少しエピソードを削って、80分くらいにした方がもっと心地よかったかも。夢の中で活躍するヒロイン、パプリカは、決して「変身少女」でも「萌えキャラ」でもない。そっち方面を期待すると、がっかりするだろう。心の病を持つ人を救うために、プロフェッショナルの女性が必要に応じて姿を変えるだけで、どこまでも大人だ。

 話に聞いていたとおり、過去の名画からの引用が、いくつか出てくる。あれは、「ロシアより愛をこめて」の中のショーン・コネリーとロバート・ショーの格闘シーンかな。それと、林原めぐみ様がヒロインだからか、「エヴァンゲリオン」からも「レイのあのシーン」とか「アスカのあのセリフ」とかがサンプリングされていて、観る人が観れば爆笑ものかも。
 
 振り返って考えると、暴走が始まる前から夢と現実の境界線はあいまいだった。「パプリカの名刺」は、一体だれが置いていったのだろうか?
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2006-11-28 23:22:32 | 音楽

のライヴを観る。あの人は、今日もこのブログを検閲しているのだろうか。数字の3と1の区別がつかない、あの人は?

 12月25日にタワーレコード限定で発売されるマキシCD、「カリヨン」のタイトル曲がお披露目。森永理科さんのHPを見ている人にはおなじみの、静かなイントロから一転、タテ乗りに。完璧なメタルにゃ。でも、彼女が歌うと、普通のメタルとは微妙に違ったモノになるのにゃ。そして、曲調はまた変わって・・・という風に、静と動がめまぐるしくチェンジする、難曲にゃ。CDで聴くと、また違った印象になるかも。
 
 森永さんは、近く文化放送の「アニメスクランブル」に出演するという。もう収録は済んでいて、この曲も聴けるそうなので、チェキにゃ。
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映画「パプリカ」

2006-11-25 18:37:51 | アニメ・ゲーム

の公式サイトで遊ぶ。
 
 裏サイトへ行くためのアイテム、DCミニをゲットするのに一苦労。「物語を深く読む」のはすぐわかったけど、その次が・・・。まあ、キャラクターを一人ずつ丁寧に見る、というのがヒントかな。ただ、苦労したわりに、パプリカの夢占いの内容がありきたりなのが少し残念。

 今日が公開初日のはず。ひまを見つけて、私も観に行くのにゃ。同じ筒井康隆の作品でも、「顔面崩壊」がアニメになることは、たぶん、ないのにゃ。
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ふぁ

2006-11-22 19:42:43 | 演劇
 
「文章を編に簡潔に住め済ませすぎる」。なんだこりゃ。安物の翻訳ソフトでも使ってんのかな。日本語の通じない人を相手にするのは疲れるのにゃ。

 それは置いといて、「かもめ或いは寺山修司の少女論」を観る。場所がシネマアートン下北沢という映画館。スクリーンには、寺山作品をもとに下谷二助が描いた絵本「かもめ」が映し出される。上手で広島かつら、下手で松田洋治が、イスに座って本を朗読。美しくも残酷な、少女の恋物語。人間の他に少女の人形が登場して、狂気を表現する。淡々とした空気のまま終わるのかと思いきや、最後に寺山作品の舞台化らしく、虚構と現実がクロスする。演出は新宿梁山泊の金守珍。

 受付で原作を購入したら、サイン入りだった。宇野亜喜良のような華麗なスタイルではなく、いかにも絵本らしい感じの絵なんだけど、寺山の苦みを帯びた物語に妙にマッチしているのにゃ。
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Giga'N'Teches

2006-11-20 06:55:16 | 音楽

を観る。笠松直さん、あのコメント、またアップしちゃうよん。うっふふっ。

 function code();のメンバーに、リザードのモモヨ氏が加わったスペシャル・ユニット。曲は、ドアーズ、ベルベット・アンダーグラウンド、リザード等のカバー。森永理科さんが参加したのは3曲だけだったが、圧巻だったのは「ジ・エンド」(ドアーズの曲ね)をバックにしてのパフォーマンス。セーラー服を着て、あの「11月11日に僕は自殺します」という予告状を読み上げたんだけど、もちろん単なる朗読にはならなかった。表情、リズム、声のトーン、身振り。完全に演劇の1シーンになっていた。

 森永さんによって表現されたこの予告状は、死を遊戯化して楽しんでいる、という点で、ジム・モリスンの詞と共通しているように私には感じられた。ということは、石原都知事の愉快犯説はやはり正しい、ってことになるのだろうか。

 
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ちょこッとSister

2006-11-17 19:48:47 | アニメ・ゲーム

にからんで、みっくすJuiceが話題になっている。千和ちゃん演じるアイドルが、みっくす時代の彼女自身を彷彿とさせる、というのだ。

 前にネット・ラジオで、休みの日にずっと椅子だったか机だったかに座ってぼーっとしていたことがある、と言っていたが、おそらく千和ちゃんは声優一本槍の職人で、それ以外のことはあまり気にしない、したくない人なんだと思う。
 対照的なのが真琴を演じた森永理科さんで、彼女は声優も、アイドルも、アングラ演劇も、ロックも、すべて「自分の表現」として矛盾なくとらえられる、根っからのパフォーマーだ。

 今回のアニメに何か特別な感慨を千和ちゃんが持ったとは、私には思えない。何しろ彼女は、職人なのだから。

 みっくすJuiceの他の二人は、当時自分たちをどう思っていたのか。何か葛藤があったのではないか。はっきりとはわからないが、二人とも酒飲みだ、という事実をここでは指摘するにとどめておく。

 
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11月19日

2006-11-16 05:28:08 | 音楽

に池袋の「手刀」で行われるライヴに、森永理科さんが参加する。

 開店4周年の記念イベントで、いつものfunction code();のメンバーに、リザードのモモヨさんが加わるというスペシャル・ユニットだ。
 モモヨさんといえば、今のインディーズの走りとなった80年代初期のいわゆる「東京ロッカーズ」の代表的存在。彼の曲で印象深いのは、ZELDAの1STに入っている「エスケイプ」、かな。今の音は、どんなんだろう。楽しみにゃ。
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シンジラレナーイのにゃ

2006-11-15 18:40:33 | Weblog
 お気づきの方もおられるかもしれないが、最近gooブログには広告サイトへのリンクが出てきて、別途広告会社に会員登録すればクリック数に応じて報酬がもらえるシステムになっている。楽して稼げるならそれに越したことはない、というわけで、昨日登録申請したら、早くも今日承認されたよ。・・・えっ。なんで?「厳正な登録審査」が行われ、結果が出るのに最低でも2営業日かかるという話だったのに。よっぽど人気がないとみえる。それに・・・。まさか、このブログが審査に通るとは思わなかったよ。「まんなみ」だの、「股間(コタン)の口笛」だの、その時思いついたことばかり書いているというのに。アクセスIP数も、せいぜい1日20件程度だというのに。

 せっかく会員になっても、広告の種類が選べないのでは、結果は期待できないな。音楽やアニメ関係ならともかく、ブログの内容とかけ離れた広告ばかりでは。システムに改善の余地ありありにゃ。
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「万波医師」

2006-11-13 09:17:34 | 演劇

の「万波」は、「まんなみ」と読むらしい。・・・なんだか、エッチだ。

 それはそれとして、毛皮族の連続小劇場公演に行く。A、B、C、Dと4つある演目のうち、私が観たのはDの「OSOBA」。江本さん自身が言うとおり、50分の軽演劇。劇が終わって物販が始まってから、第一幕が繰り返されるという軽さにゃ。

 江本さんの処女小説「股間」も売っていたけど、このタイトルは、名作「股間の口笛」からとったものではないだろうか。
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月蝕歌劇団

2006-11-10 01:36:16 | 演劇

の「花と蛇」最終公開オーディションを観る。

 かなりおとなしめのオーディションだった。自己紹介と、短いセリフと、歌。おっぱいのひとつも拝めるのではないかと思っていたが、それはなかった。10人くらいの出場者の中から3人が主要キャストに選ばれたが、そのうちの1人はおなじみの合沢萌さん。で、最後に映画版「花と蛇」で杉本彩さんを縛ったという「緊縛師」が出てきたんだけど、3人を水着の上から縛っただけ。まあ、本番はこんなものではないはずだが。

 団鬼六氏が、「(主役の)静子夫人にふさわしい人はこの中にはいなかった」、と爆弾発言。「あとは高取君がどんな演出をするかが楽しみ」、とも。果たしてこれが本当に「最終オーディション」になるのか、他に「隠しダマ」がいるんじゃないか・・・等、興味は尽きない。
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11月9日

2006-11-06 19:11:17 | 演劇

夜7時半より、初台DOORSにおいて、月蝕歌劇団の公演「花と蛇」の出演者最終公開オーディションが行われる。

 来年8月の紀伊国屋ホール公演については、前に一度書いた。その前に、別の大きな山がある。それが2月の本多劇場における「花と蛇」だ。入場料がすでに発表されているが、S席5700円、A席5200円、B席4500円と、本多劇場では異例の高額だ。大人計画でも5000円くらいだろう。初登場の月蝕には、かなりの冒険だ。
 
 公演が成功するかどうかは、ふだん劇場に足を運ばない、いわゆる「好事家」の人たちをどれだけ呼べるかにかかっている、と思う。それには、言葉は汚いが、それなりの「タマ」を用意しなければ。私もとりあえず今回のオーディションを観て、本番も観にいくか決めるつもり。

 入場料は1ドリンク込みで当日3100円。審査員は演出の高取英、音楽のJ・A・シーザーのいつもの両氏に加え、原作者の団鬼六氏、コラムニストの中森明夫氏ら。
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働きマン

2006-11-03 06:22:59 | アニメ・ゲーム

を観る。

 女性の社会進出が著しいアメリカでは、今まで「・・・man」と言っていたのを、いちいち「・・・person」と言い換えることが多いという。

 それに比べると、日本語は優れている。古来からわれわれは、女性のことを「まん」と呼んできた。「あげまん」、「さげまん」、「や○まん」、「義理まん」・・・等、用例を挙げるときりがない。最近ポピュラーになったのが、「昼まん」だ。

 内容はオーソドックスだが、日本語の豊かさを再認識させてくれる、すばらしいアニメだと思う。
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