J・A・シーザー監修の「小見川千明×竹林加寿子」を観る。
カラオケで歌うのかと思っていたが、アジアン・クラック・バンドの3人が、ピアノ、ギター、ベース、キーボードでサポート。ふだん大人数なので、新鮮に感じた。演奏の自由度はこっちの方が上か。
竹林先生はいつもどおりだったが、小見川は、5月のライヴの時よりも今回の方がよかった。紅い振袖姿で歌ったのは、「テアトロボウ」、「流浪物語」。そして、竹林先生とのデュエットで、「光モザイコ」。前よりも1オクターブ高い声で歌ったようだが、安定していた。透明感があって、それでいて歌詞が明瞭に伝わってくる声。デュエットでも、声量では竹林先生にかなわないが、確かな存在感があった。
こういうのをCDに残してほしいものだが、ダメなのだろうか? 2人で全6曲。トータル約25分。MCは一切なし。まぼろしのようにステージを去って行った。
そうそう、音楽だけでなく、映像も充実していた。もしかして、5月のライヴで使われたものなのかな? あの時と違って今回はステージの真後にスクリーンがあったので、十分堪能できたのにゃ。
次は、あるのだろうか? 何度でも観てみたいが。今なら「バーチャルスター発生学」もいけるだろう。