ワタシってば、小さな子供大好きなナイスガイじゃないですかあ。
そんなわけで、本屋さんで偕成社の「おばけ・ゆうれい話 二年生」を手にとって、「トルーデおばさん」(ドイツのおはなし)というのを読んでみたら・・・。
ぶふっ。わがままな女の子が、親の止めるのも聞かずに魔女のトルーデおばさんの家に行って、餌食になる、というおはなしなんだけど、最後のトルーデおばさんのひとことが、すごい。究極のハードボイルドにゃ。お前はサム・スペードか、と言いたくなるくらい。これが二年生向け?
その他のおはなしも、「その場はなんとか逃れたが、結局不幸な一生を送った」式のものが多くて、笑えるくらい鬱ムードで統一されているのにゃ。本当に二年生向け?
ダークなモノが好きな人にお薦め。子供だけに読ませるのはもったいないのにゃ。おたくの娘の本棚にもあるかもしれないにゃんこ。