を読む。プルタルコス著。岩波文庫。(写真は、多摩動物公園のムササビ君の恥ずかしい姿にゃ)
ギリシアの神々とエジプトの神々がごちゃまぜになっていて、わけがわからないのにゃ。それにピュタゴラス派の教説に関するうんちくが要所で加わって、読んでいてトランス状態になるにゃ。
でも、エジプトの神々の像の写真がたくさん載っていて、おもしろい。特にハルポクラテスは、ゆるキャラの元祖かもしれないにゃ。
ホームページが、いつのまにか終了していた。ディッキー・ピータースンの死去から1年3ヶ月。しかたないのか。
いや。彼らの音楽が聴かれ続ける限り、ホームページも続けるべきだったのではないか。
を読む。ヴィルヘルム・グレンベック著。講談社学術文庫。
ギリシア神話と違い、BL要素はまったくない。そのかわり出てくるのが、近親相姦。双子の兄妹や、父娘が交わる。その結果、シンフィヨトリ、ロルフ・クラキといった英雄が誕生する。
このことは、「北欧人の祖先は黒海沿岸に住んでいて、ローマ帝国の圧迫により、今のスウェーデンに移った」、という説の傍証になるかもしれない。アケメネス朝ペルシアでも、近親婚は一般的だったのだから。
10世紀ごろ、ノルウェーの国王がキリスト教を国教化しようとした時、オーディンやトールが現れて、さまざまないたずらを国王にしかけたという。ということは、その時点でまだラグナロク(神々のたそがれ)は訪れていなかった。もしかしたら、今でも北欧の神々はどこかで我々のことを見つめているのかもしれない。
松平康隆氏が死去。
新聞はどれも彼への賛辞オンリーだが、忘れてはいけないことがいくつかある。
まず、彼がミュンヘン五輪の時、バレーを積極的にテレビ局に売り込んだこと。これが、バレーがテレビ局に支配される始まりになった。現在の倒錯した両者の関係は、どうか。主要大会の恒久的な日本開催。日本中心の試合開始時間。世界のバレー全体が日本のテレビ局に従属していて、そこからの脱却、さらなる成長というものがまったくストップしてしまっている。
次に、80年代から90年代にかけて、全日本監督のポストをミュンヘンの教え子たちの間でたらいまわしにしたこと。能力の伴わない監督人事。これが現在に至るまで尾を引いている。そうそう、男子だけでなく、確か94年には横田氏を全日本女子監督に起用したが、幸か不幸か1年で彼はクビになったのだった。
そして、「白紙の領収書」問題。金額欄が白紙の領収書を大量に発行して、全日本の選手たちに名前だけ書かせていたことが発覚して大騒ぎになり、これがもとで松平氏はバレー協会の会長を辞任。後を追う形で、全日本男子監督を務めていた大古氏も、アトランタ五輪予選の真っ最中だったのに、辞任。おかげで男子バレーは予選落ちしたのだった。
ミュンヘンの金。それが彼の、人生のピークだった。
パナソニックORC04で、白石峠に行ってきたにゃ。
約1ヶ月ぶりのヒルクライム。しかもゴール手前1キロくらいのところで、雪が降ってきた! これで、ラスト・スパートをかける体力がなくなったのにゃ。しかも、ゴールしたとたんにやんじゃうし。
結果は40分38秒83。ベスト・タイム(スコット・アディクトR3にキシリウムSLを履かせたやつで記録)から8分以上遅れたにゃ。条件がよければ37分くらいで走れたかも。ちなみにこいつはアテナ仕様で、ゾンダを履いているのにゃ。
でも、ウィリエールやトレックを抜いたぞ。・・・・・・まあ、トレックはアルミっぽかったけど。
やはり、ヒルクライムはやる気がイチバンだよね。セックスと同じで、何が何でもヤルという気迫がないと、どうしても中折れになっちゃう。あと何年、途中で休まずにこの峠をクリアできるだろうか。勃たなくなるのと、どっちが早いだろうか。