ジミ・ヘンドリックス・エクスペリエンスの「ライヴ・イン・マウイ」を買う。CD2枚とブルーレイ。
この日の音や映像は各種出ているが、やはり全曲エディ・クレイマーがミキシングを担当しているこいつがベストか。音がクリアーで、各パートのバランスが取れている。当たり前のことがちゃんとできている。特に、ミッチ・ミッチェルのドラムがはっきり聴こえるのはありがたい。ただ、曲順は映画「レインボウ・ブリッジ」に合わせる形になっている。
問題なのはブルーレイだ。あちこちに静止画像が出てくる。これは、オリジナルの音中心の作りだからで、映像がそもそも残っていないのだ(昔買ったDVDは逆で、編集された映像が中心で、音の方がカットされていた)。だが、バカにしてはいけない。ガマンして観続けていると・・・。
あれっ。こんな映像あったっけ。観た記憶がないぞ。ファースト・ショーのファイア、セカンド・ショーのドリー・ダガー、ヴィラノヴァ・ジャンクション、イージー・ライダー、レッド・ハウス、フリーダム、ストーン・フリー。映像が断片的な曲もあるが、マニアとしては興奮せざるを得ない。特にレッド・ハウスは、ほぼ完全に映像が残っていて最高だ。ちなみにセカンド・ショーでは、ジミはフライングVを弾いている。
そういえば、これらの曲は映画では使われていない。ということは、ミッチのドラムの音は差し替えではなく、オリジナルのままなのだろうか。興味は尽きない。