1位 アシュ・ラ・テンペル「ジョイン・イン」
フォルムラ・トレ「怒りの日」
3位 バッド・カンパニー「ライヴ・アルバカーキ1976」
4位 演劇実験室◎万有引力「万有引力VOL.1 1994-2007」
5位 function code(); 1月のワンマン・ライヴ
1位は、両方とも70年代前半の作品。確かソロモン王の言葉だったと思うけど、「あらゆる新奇なものは、すべて忘れ去られていたものである」、というのは真実だと実感させられた。うっかり聴き流していた今年の音楽の中に、果たして30年後、私を打ちのめすものはあるだろうか。
3位は、国内盤が出る話もあったが、たとえばタワーレコードのHPのカタログからは現在削除されている。音源を保有していたミック・ラルフスと他のメンバーとの間の確執が背景にあることは容易に推察できる。そういえば、レコードコレクターズのレビューに、「この時ポール・ロジャースは体調不良に陥っていた」とか、「バンド・アンサンブルがもうひとつ」とか、本当にCDを聴いているのか疑いたくなるようなことが書かれていたが、今考えるとあれはこの作品をなかったことにしようという政治的な意図によるものだったのかもしれない。幸運にも中古盤屋で見つけたら、即買うべきだ、と言っておく。
J・A・シーザーとfunction code();が私の身近なところにいるのは、実に幸せなことだ。もちろん、来年も期待しているのにゃ。