月蝕歌劇団の「新撰組 in 1944-ナチス少年合唱団-」を観る。
初演は1999年で、もはや古典的な作品だ。現実が、劇を追い越してしまった。
核武装し、IT技術を駆使して国民を管理する。世界中の途上国に金をばらまいて、事実上の支配を行う。ナチスドイツや大日本帝国ができなかったことを、今の中国はやってのけている。
ユダヤ人にしても、昔とは違う。アメリカのトランプ政権の支援を受けて、パレスチナ人を迫害している。
高取英が生きていたら、いつか中国やイスラエルが悪役になる劇を作ったかもしれないが、彼はもういない。だが、いずれ誰かが作るだろう。その時まで、日本の表現の自由を守る必要がある。中国に呑み込まれないようにしなければ。
観劇前にサイゼリヤに寄ったのだが、なんと、キャンティが売り切れだった。たまには安いワインを、と思ったのだが。しかたなく、いつものラヌッチオ・バルベーラにしたにゃ。月蝕魔術にゃう。