ヤードバーズの 「 ヤードバーズ'68 」。
ニューヨークのアンダーソン・シアターでのライヴ。この時の音源は、ワシも右のブートレッグ ( なぜかジェフ・ベックが写っている ) で前から聴いていたが・・・・・・。
今回のはジミー・ペイジ本人によるプロデュースだけに、音質がいい。音の輪郭が、細部まではっきりしている。無駄なSE ( いかにも大袈裟な観客の声援 ) はカットされているし、キース・レルフのハーモニカの音がジミー・ペイジのギターの音よりもデカいという問題も解消されている。
つまりこの作品は、レッド・ツェッペリン以前に今日のハード・ロックは完成されていたという事実の、完全な証明になる。ここで聴けるジミー・ペイジのギター・リフは、ロックの 「 イデア 」 だと言っていい。