昨日、紫陽花を愛でに行ったお寺は大和郡山市にある矢田寺でした。
紫陽花のお寺として有名ですが、他にも大和十三佛の五番霊場としても
知られたお寺です。
十三佛というのはあまたの御仏さまの中でも、私たちにもっとも身近で、
古くから信仰される13の尊い仏さまです。
13の御仏たちは、それぞれに違った徳(特性、役割)を持ち、それぞれの
働きを以て私たち一切衆生を救済されると言われてます。
あ、こんなことを書いていると僕自身、敬謙な仏教信者だと思われそう
ですが、家系的に言えば仏教徒でも自分をいっちゃん可愛いと思っている
自分が神・仏の自分教徒です。
ま、そんなに堅苦しく聞かない・読まないでください。
かくの如き有り難い十三仏を訪ねて、 多くの方々が大和路の名刹十三ヶ寺を
巡拝されています。
みなさん、生まれ年の干支っていうのはご存知でしょうが、その干支の守護をされている仏様が
この十三仏に居られます。
この矢田寺は地蔵菩薩のお寺で干支とは直接関わらない仏様です。
例えば今年は午(ウマ)年ですから勢至菩薩が守護佛と言うことです。
上の表をそれぞれ拡大(クリックして)で見ないと見えづらいですが、仏の智慧を授かるという徳。
太陰暦の昔は節分が大晦日みたいなもので、翌日の立春がお正月みたいに干支の始まりに
なっていました。
それが今は正月・元日で干支が変わるように太陽暦の導入と共に変わってきました。
僕の様に節分の数日前に生まれた者はというか、正月から学校の学年度の切り替わる四月一日
までに生まれた人はこの辺りがすごくややこしい。
例えのまんま言えば学年度の干支は大半の人と同じ午年なんだけれど、生まれた年
から言うと未(ひつじ)年なんです。
特に正月から節分までに生まれた人は中途半端で困ります。
あーあ、難しい話になってきましたねー。
そんなことは置いておくとしてこの際、西国三十三観音霊場や四国八十八カ所巡礼などと言うのは
なかなか時間も難しいこともあり、大和十三佛ご朱印めぐりと言うのなら数も少ないし大和盆地の
中で済ませられて距離も少なくて、入門編にはぴったりだとスタンプラリー感覚でやってみようと
家内との意見が合いました。
いきなり五番で思いついたので家内の守護佛である大日如来の一二番 忍辱山(にんにくせん)
円成寺(えんじょうじ)に行ってみることにしました。
此処のお寺は確実に秋の紅葉の頃が一番だと庭の木々を見て思いました。