3月6日松本地区労組会議とユニオンサポートセンターの共催で春闘学習会が開催され参加しました。
講師は岐阜一般労働組合の本間高道委員長でした。(以下私の理解)
今、日本では会社数で中小企業数は409万社で99.7%を占める。そこで働く労働者は2784万人でおよそ7割。そのうち従業員100人未満の中小企業で労働組合に組織されている割合は1%。力関係は無きに等しい。
企業は処分権と業務命令権で労働者を縛る。一方で労働組合は、人格・人間性で団結権、団体交渉権、争議権を行使する。強い権利があるのになぜ労働組合は縮小していくのか。
コンピューター革命により、地球単一の市場化が実現され、旧来の経済単位、地域経済、国家経済、家族さえも解体し、個人への利害経済にまで到達。その結果、個人の利害のみを考えればよいという自己中心的な考え方が社会的に正統化した。グローバル化の道徳的概念は「個人の欲望の無制限な開放」である。
だから労働組合の団結の強化のためには個別利害からスタートせざるを得ない。「癒し」「絆」「ふれあい」「支え合い」「安心」「共感」「成長」「自信」など精神的利益を加え、柔軟な対応をしていくことが必要。
・・・グローバル化して自己中が正統化される。トランプやイギリスのEU離脱、アベの政治は究極の自己中かいな?