和歌山県知事からのメッセージ>新型コロナウイルス感染症対策その47 データーの示す急所
(1)和歌山県では、無症状で入院された方のうち、無症状のまま退院される方は4割、残りの6割は入院後発症し、そのうちの4割は軽症どまり、2割は重症化、一人死亡しています。このことからできる限り入院をしてもらっているとのことですが、長野県における無症状の方の発症状況はどうなっていますか(療養施設を含む)?
(2)これまでの例で最大発症前何日から人にうつしていますか、また発症後最大何日で人にうつしていますか?和歌山県の例では、発症前3日、発症後10日です。このことから発症前3日から濃厚接触者の検査を行っています。
(3)感染者の暴露を受けてから何日で発症していますか?和歌山県では最小値1日、最頻値4日、中央値5日、平均値6日、最大値15日となっています。このことから、濃厚接触者には2週間の自宅待機を厳格に守ってもらっているとのことですが、長野県においては暴露を受けてから最大何日で発症していますか?濃厚接触者の自宅待機期間の2週間は厳守されていますか?
(4)感染者の初発症状及び退院までの全経過の中での発症の統計はどうなっていますか?
(和歌山県の例)
発熱 初発54.2% 全経過82.3%(有症状者のうち2割は発熱しない)
咳 初発27.6% 全経過62.0%
鼻汁・鼻閉 初発13.2% 全経過30.9%
咽頭痛 初発23.3% 全経過37.7%
頭痛 初発16.0% 全経過35.1%
味覚異常 初発5.7% 全経過39.9%
嗅覚異常 初発3.3% 全経過35.6%
(5)発症後、症状が出るまでに日数の傾向はどうなっていますか?和歌山県の例では、呼吸困難6.5日、胸痛4日、食欲低下6日、味覚異常5日、嗅覚異常6日であり、はじめは熱と倦怠感ぐらいの人も4~6日で重症化しています。宿泊施設や自宅療養者へのケアは大丈夫ですか?
(6)年代別肺炎併発率・酸素投与率・致死率は、どうなっていますか?
(7)感染者の感染経路について、発表時は、感染経路が不明でも、その後の調査で判明したものも含めて数字で示すことが必要ではないですか?
(8)第1波、第2波、第3波それぞれにおいて、当初判明者から濃厚接触者などへの感染判明者数の平均値はどうなっていますか?和歌山県は第1波1.06、第2波1.43、第3波1.81と増えています。
(9)後遺症の状況はどうですか?和歌山県では、9月14日現在で退院後2週間以上経過している163人から回答を得て、そのうち46%(70人)が後遺症を訴えています。重複回答ですが、多い方から嗅覚障害30人、倦怠感26人、味覚障害20人、呼吸困難感20人、頭痛16人、脱毛12人、胸痛11人などとなっています。年代別でも20歳未満35%、20代39%、30代77%、40代53%、50代57%、60代58%、80歳以上14%が何らかの後遺症を訴えています。
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