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20200818 厚生労働省PCR等の検査体制の戦略的強化について(8月7日事務連絡)

2020-08-18 18:54:46 | 健康福祉

8月7日厚生労働省PCR等の検査体制の戦略的強化について

 

1、基本的な考え方

PCR検査は5.2万件の検査能力を確保。

より迅速・スムーズに検査を受けられるようにする。濃厚接触者に加え、感染拡大を防止する必要がある場合には広く検査が受けられるようにする。

2、検査体制の強化に向けた対策

①検査能力の増強:PCR検査や抗原定量検査の機器整備を支援(10/10追加公募)、医療機関に配備されているPCR検査機器や抗原定量検査機器の能力が最大限活用できるよう、検査受託可能な医療機関等をリスト化し、検査ニーズとマッチング。

②検査のアクセス向上:東京都などで行われている、唾液検査に特化した診療所を増やす取組を横展開するとともに、医療機関の申告により契約締結や契約変更なしに唾液検査ができるようにするなどにより、地域の医師の判断のもと迅速に検査が受けられる医療機関をさらに拡大。

③地域の感染状況を踏まえた幅広い検査:クラスターの発生など地域の感染状況を踏まえ、感染拡大を防止する必要がある場合には、感染が発生した店舗等に限らず、地域の関係者を幅広く検査。このため、こうした地域に出張して検査する取組(PCR車両の派遣、臨時の検査所等)を支援し、普及させる。

④院内・施設内感染対策の強化:医療機関、高齢者施設等については、新規入院・入所者を含め、感染の可能性の高い場合は、医師の判断のもと迅速に検査できる体制づくりを進める。

⑤新技術の積極的な導入:唾液による抗原検査キットや鼻腔検体による検査、プール検査など、新技術の開発・実用化を加速。

3、検査能力の見通し

PCR検査5.2万件、抗原キット2.6万件、抗原定量検査0.8万件

*唾液による抗原検査キットの使用については、現在大学と共同研究中。

 

地方自治体における検査体制の点検状況

・検査需要のピークは1日当たり5.6万件に対して、検体採取能力6.1万件、PCR検査能力7.3万件。

・長野県は、検査需要のピークを1040件と見込み、検体採取は帰国者接触者外来で832件+地域外来検査センター208件で、計1040件。検査は、県環境保全研究所等で130件+民間検査機関で574件、医療機関・大学等で336件、計1040件。

 

<課題と思われること>

・検査需要のピークの考え方を明らかにすること。検体採取や検査についても、検査需要のピークに数字を合わせているか、あるいは検査体制に需要を合わせた数字となっている。

・抗原定量検査機器をもつ医療機関に対しての検査可能数についての調査状況は?

・障がい者施設や高齢者施設、繁華街への出張検査体制はできたか?

・感染拡大地域との往来者への行政検査を行うべき。

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