1、挨拶
若林書記長:エッセンシャルワーカーとして苦労してきた。賃金、一時金までは影響ができている。
濱文智私鉄県連委員長:緊急事態宣言下でも運行を行い収入は激減した。高速・貸切が稼働ゼロでは利益は出ない。地方のバス会社の赤字は増え続けている。会社は雇用調整助成金を利用しているが厳しい。
夏冬の臨時給2割減。5~10万円下がっている。低い基本給で生活している。手当がない。労金からの借り入れも増えている。県は、バス1台10万円、タクシー1台2万円の補助、11月議会では会社500万円の補助が出ている。しかし地方のバス会社としては限界にきている。コロナ後も7~8割にしか回復しないと言われている。3年で返せと言われても、このままでは企業としては融資の返済ができない。公共交通はお客があってこそ。働かざるを得ない中での現状がある。働いても乗客がいない中で収入がない。
杉尾秀哉参議院議員:政策推進国会議員として声をかけていただいた。地域の公共交通をどう守っていくのか県と国と連携していきたい。8月に勉強会した。第3波治まらない。東京がひどい、昨日が888人。年末には1000人を超える。対策が後手後手に回っている。雇用環境を維持していかなければならない。
長野県議会議員:
(小島)みすずハイウエイ3人から5人の利用者。県は何かをしたら補助するということになっている。真水の投入が必要。しかし県の財政力は限界がある。
(荒井)公共交通必要。
(埋橋)ワクチンが2月以降、接種の優先順位にエッセンシャルワーカーが入る。
(中川)現場の声を県交運要求に生かしていく。
(池田)連携していく
(小林)
私鉄中部地連森嶋忠久書記長:自助努力ではどうにもならない。
2、各単組挨拶
(千曲バス)乗合10月人員74.4%、高速バス人員36.4%、貸切
(長野電鉄)情報が出てこない状況。鉄道動かしている、上期30%減7億円減で2億円の赤字、人員3万人/一日、20%減。インバウンド減の影響が大きい。高速バス運休せず動かしている、新潟・大阪・東京、各種イベント規模縮小して行っている。
(アルピコ)路線バス80%回復、観光路線バス、インバウンドが80%を占めていたGOTOで50%回復。高速バス30%回復、売り上げは30%に満たない。主力の首都圏高速バスがダメ。貸切すべてキャンセル。秋の修学旅行でようやく動き始めたが15%の回復。鉄道70%回復、インバウンドの影響大きい。感染症の危険にさらされながら働いている。雇用調整助成金も休まなければ出ない、慰労金の支給を。
(伊那バス)雇用調整助成金1000万円~2000万円/一月。高速バス影響大きい。10月で23.1%。貸切10月修学旅行で53%。ほとんど仕事がない。東京へ行く仕事に不安が大きい。感染症対策今のままでいいのか。
(信南交通)売上幅53%減少、高速バス10月37.1%、貸切バス11月38.3% 7億円の借入。組合員の収入も減っている。南信地区として感染者が少ないが、今後を心配している。事業存続が困難。
(県連)バス運転手は不特定多数と接触しているが。休業ができないなかで感染リスクもある。感染者を輸送してもPCR検査を受けられない(濃厚接触者ではないという理解)。会社は2週間休ませる。健康診断で、首都圏へ行った人は日を改めてと言われる。東京へ行く人は家族と別居しているときもあった。経営努力として、車検を伸ばす、バスを止めるなどの努力も行われてきた。平均賃金22万円(規制緩和前27万円)、一時金1か月。組合費の徴収を抑えていたり、闘争資金を取り崩している単組もある。
3、意見交換
(杉尾)慰労金については、まったく話は出ていないのか?
・路線バス100%運行している。休ませれば雇用調整助成金が出るのに。
(杉尾)エッセンシャルワーカーを支えること必要。予備費が余っている。予備費が7兆円余っている。3次補正で5兆円、新年度でも5兆円ある。どこに使うのか。与野党協議で提案していく。
(杉尾)経営支援の状況は。
・乗合、高速支給した。高速バスは。公有民営を考えていたが、減便できない。500万円は自動車税で無くなる。県の交通政策課は現場の状況は知っている。
(杉尾)公共交通機関の税の減免措置を考えていきたい。
(小島)何かしたことで補助金なので、真水をどう誘導するか。直接投入は厳しい。中小企業支援は政府は厳しい。
(埋橋)国は赤字補填しない。
(杉尾)国は法的責任が問われることはしない。休業要請をしたところへの支援。慰労金要請していく。
・雇用調整助成金、休まなくても出る仕組みを。労働者収入が100万円落ちている。持続化給付金は使えないか。
・7億2万円+3億円の融資、銀行からは「経営改善をしろ。来春闘で一時金の約束をするな」と言われている。生活が維持できなければ辞める人も出てくる。
・大手16社赤字。中小は会社の存続が危ぶまれている、雇用が守れない。債務超過、会社倒産の危機。旅客運送事業が成り立たない。雇用を守るため客貨混載事業、貨物に運転手を派遣している。
(杉尾)バス路線廃止が出ている。コストダウンの話は出ているか。
・路線縮小、バスを更新しないといけないができない。廃車はしたが車両がないので減便をしている。安全も保てない。
・元旦バス運休。
・高速バス50%運行。乗車率2割~3割。古い高速バスは廃車。貸切は見通せない。雇用調整助成金2月末まで。上限1万5千円、さがっていけばメリットがない。出向という話も出ている。タクシー、ダンプへ。3月まで。タクシー稼働率悪い。延長必要。
・コロナ収束までの延長を。
・貸切も修学旅行や災害支援など公共交通としてとらえてほしい。
(中川)松本市は路線バス運行支援に1億7千万円支援しているが、臨時交付金使えないので単独事業で行っている。こうした自治体への支援を国ができないか。地域公共交通活性化法は使えないか。
(杉尾)オリンピック対応、修学旅行、スクールバス。
・運転手は濃厚接触者ではないが、会社の費用でPCR検査を受けている。
・ニアミスした。個人的に受けられるところを教えてくれない。感染した場合は労災認定になるのか。
・減免は
・個人移動に代わってきている。
(杉尾)GOTO恩恵あるところと、ないところがある。グループでグリーン車利用している。GOTOへのバス利用を働き掛けていく。
(中川)気候変動対策の中でノーマイカー運動を強力に進めていく。
・バスの安全性をどう認識してもらえるかが課題。
(中川)バス用オゾン紫外線でコロナを不活化する空気清浄機を。
・クロスセクター効果、バスを動かすことによる地域に与える影響を公共交通の機能を評価し補助の仕組みを。
・スキーシーズン、厳しい状況。
・貸切は遊びに行くというイメージだが、災害、イベントでも使う。減車の方向に動けば、修学旅行に対応できなくなる。
・在籍型出向でも雇用調整助成金を、仕事のマッチング、融資の返済猶予、ワクチン優先
4、閉会 40年勤めていてこんなに厳しいことは初めて。先が見えないことが不安。
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