リュート奏者ナカガワの「その手はくわなの・・・」

続「スイス音楽留学記バーゼルの風」

クラッセン

2005年01月13日 01時47分15秒 | 日記
今日のクラッセン(Klassenstunde)はヴァイオリンのレッスンです。クラッセンというのは文字通り訳せばクラスの時間(学級会?)ですが、ホピーの生徒がいつものレッスン教室に集まって公開レッスン、外部講師の講演会、ミニコンサートなどを行う時間です。昨年の終わりのクラッセンでもヴァイオリンのレッスンをホピーがしましたが、それに引き続いてまた別の人のヴァイオリンレッスンです。なぜか曲は前と同じ、バッハの無伴奏ヴァイオリンソナタ2番イ短調の第1、第2楽章です。
今回はイラン系のスイス人の女性です。前回のお兄さんよりはたいぶ上手かったですね。興味深かったのは彼女がホピーのアドヴァイスを大変柔軟に受け入れて、どんどん変化していくことでした。才能ある人は見ていて気持ちいいですね。彼女、いっそホピーについた方が上手くなるのでは。
クラッセンが終わったら、ホピーが新年会ということでポートワインを用意してきて、みんなでしばし歓談。ときどきスペイン語やポルトガル語モードになるので困ったけど、途中で英語に落ち着いて行きました。(ごめんね、マリーアちゃん←彼女は英語が苦手)話の中で、日本の和菓子にあるボーロはまだポルトガルの菓子にあるのを知ってちょっとびっくり。では金平糖は?カステラは?とききましたが、これはもうないみたいです。で、実はコンフェクシオ(金平糖)という菓子は本国ポルトガルにはもうないけど、ポルトガル領の離島にまだ残ってるんだよ、というのを自慢げに言ってやったら彼らえらいびっくりしていましたね。(以前それに関するテレビを見たので知っていただけですけど)あとズボンというのは知らないと言っていたけど、ポルトガル語起源じゃなかったっけ?