リュート奏者ナカガワの「その手はくわなの・・・」

続「スイス音楽留学記バーゼルの風」

リハーサル

2005年10月08日 21時54分57秒 | 音楽系
今日は朝から4時前まで名古屋ブロックフレーテアンサンブルとリハーサルでした。会場が名古屋市内ですから,結構朝早く起きなきゃならず,もう一日仕事です。コンサートの本番は10月10日ですが,まだ明日と当日にもリハーサルをする予定です。本当にみなさんリハーサルが好きなんですね。(笑)

この名古屋ブロックフレーテアンサンブルとは4年前にも一度ご一緒させていただいたことがありましたが,その時は確か2回程のリハーサルで本番だったと思います。今回はバロック・ダンスのみなさんとのコラボなので,いつもよりはリハーサルは多いみたいです。私は通奏低音なのでソロはありませんが,ダンスの入場とか,曲のイントロに即興的なソロを仰せつかっています。ここは聴かせ所ですね。がんばらなきゃ。

前にもお話しましたっけ,このアンサンブルは466ヘルツと440ヘルツのピッチの楽器を使います。特に466ヘルツなんて,いくら何でもそんなに高く音を上げてしまったら,楽器が壊れてしまいます。466ヘルツ用の弦をそろえたらいいのですけど,もったいないしねぇ・・・

そこで考えたのが,415のテオルボをG-tuning楽器読みで弾くことです。要するに一音高く弾くことになるんですが,これでちょうど466(=約一音高い)の楽器と音がぴったりと合うわけです。あとバロックギターでカポタストをつけてもよかったんですけど,テオルボの方が押し出しがあるので目立つと思って・・・(笑)
440の楽器に対してはアーチ・リュートを使います。こちらはもともと440用の弦を張ってありますので,問題はありません。いろんなピッチに対応しようとするとリュート奏者も大変です。

コンサートは10月10日(月・祝)14時から名古屋市中村区の中村文化小劇場です。