リュート奏者ナカガワの「その手はくわなの・・・」

続「スイス音楽留学記バーゼルの風」

のだめ

2005年10月16日 23時17分40秒 | 日々のこと
のだめカンタービレって漫画をご存知ですか。世にも珍しい音大生活を描いたギャグマンガです。娘がこれにはまっていまして,私も少し読んでみましたが,なかなかストーリーの基盤とかリサーチはしっかりしていて面白いです。

なんでも「のだめ」で扱われている曲ばかりを集めたCDは,クラシックとしては異例のベストセラーらしいです。クラシックCDを売り込もうというと,口当たりがよい名前だけは知られた曲を集めてCDにするのが相場ですが,のだめで扱っている曲はそういう曲ばかりではないようです。ま,大衆のレベルをみくびっていてはいかんということですよね。もっとも,クラシック名曲さわり集もベストセラーになっていますから,世の中いろいろです。(笑)

で,アメリカに住んでいる娘に頼まれて,のだめの最新刊第13巻を買いに本屋に行ったんですが,コミックなんて買ったことがなかったので,探すのに一苦労。一体どういう順序でというか論理で本が棚に入っているかがわからず,膨大な冊数がはいった書棚を20分くらい探していました。見ていると少しくらいはタイトルを知っている作品もありましたが,ちっとものだめは出てきません。何度も行ったり来たりしていたもんだから,たぶんまわりの人にはきっと不審なおじさんに写ったに違いありません。(笑)

でも棚を眺めていると,どうも出版社別に並んでいることくらいはわかってきました。(って,書棚の端に講談社とか集英社とか書いてあったのを見たんですけどね。よく見ろよ,ったく)

うーん,のだめは何社だったかな?しまった出版社をちゃんと見てくるんだった。まだ見つかりません。仕方がないから,娘には「のだめはなかったよ。だめな本屋だね(=本屋のせいにする)」って言うことにするか,と思って帰りかけると,何とコミックコーナーの入り口に第13巻は目立つように平積み!横っちょからコミックコーナーに入ったのがそもそもの間違い。そうか,ものごとはやはり基本に忠実でないといけませんですね。