リュート奏者ナカガワの「その手はくわなの・・・」

続「スイス音楽留学記バーゼルの風」

金髪

2005年10月17日 23時13分16秒 | 日々のこと
先日新聞に「ボンドは金髪」って題する小さな記事がありました。ボンドはもちろん007ジェームズ・ボンドのことです。これを読んで一瞬,オッ,女がボンド役!?じゃボンドガールはボンドボーイ?と瞬く間に妄想が拡がりましたが,記事を読んだら男でした。なわけはないですよね。金髪=女と連想するのはオッサンだけかな?

世の中に職業と性別を固定しがちな傾向はまだ残っているようですね。医者は男だと思ってしまうとか。女性の医者は女医って特別な言葉ばあるくらいですからね。

でももう最近では女流ナントカというのは少なくなってきました。女流リュート奏者とか女流ヴァイオリニストなんていわないですよね。ヴァイオリンなんかひょっとして女性の方が多いから,男流ヴァイオリニストなんてことばが出てくる?そんなことばが出てきたらやっぱりまた差別になるって意見も出そうですけど,私はむしろ出てきた方が逆に男女差別がないような気もするんですけどね。世の中に男性なんとかとか男流なんとかという言い方が少ないところにそもそも性差別が現れているような気がするんです。世の中の仕事は男が標準なんだみたいな。

でも不思議なのは将棋や囲碁の世界。女流名人とかいうのがありますからねぇ。相撲やプロレスと違い筋力の差はないから,女流じゃない名人戦に女性が出てきてもいいのに,今のところ女性の有力な人は出てないみたいです。環境が女性の進出を阻んでいるとはとても思えないんですけど,一体何なんでしょう?ひょっとして脳の構造が男女間で想像以上にことなっていて女性の脳は囲碁・将棋には不向き?おーっと,石を投げられそうなのでもうこれ以上は言いませんが(笑),でもひょっとすると男と女は想像以上に異なった存在なのかも。