リュート奏者ナカガワの「その手はくわなの・・・」

続「スイス音楽留学記バーゼルの風」

非常時

2005年10月10日 23時57分08秒 | 音楽系
今日のコンサートのリハーサル中,自分の出番でないときにステージの横のところに立って聴いていました。ふと気が付くと目の前の大きなスピーカーからなんやらノイズが。たぶんホール内放送用のマイクのスイッチが入ったままなんでしょう,これが本番のときに聞こえたら結構気になると思い,担当のお兄さんに音を消して欲しいとお願いしました。
「はい,ちょっと待っていて下さい。担当の者に聞いてみます」

しばらくすると,担当の別のお兄さんがやってきました。

「あの,ホール内のマイクは非常時の放送用に入れておく決まりになっています」

「ああ,非常口を示す誘導灯がコンサート中でもつけてあるのと同じ考え方ですね。でも最近決まりが変わったのか,運用が緩くなったのか,点灯してないホールもありますよ。例えば,しらかわホールなんか・・・」

「分かりました。上司に相談してみます。」

ということで,結果的にはノイズは消してもらったのですが,そんな決まりがあったなんて全然知りませんでした。非常時で誘導するときにサッとマイクをオンにすればいいような感じもしますが,非常時はパニックになっているのでスイッチをオンにする判断ができない職員がいるという想定なのかな?

でも誘導灯やホール内放送マイク以前に,人の出入りが狭い階段に集中してしまう構造のホールが名古屋市内にあるんですが,そっちの方がよっぽどあぶない感じがしますが。(笑)