リュート奏者ナカガワの「その手はくわなの・・・」

続「スイス音楽留学記バーゼルの風」

テレビ報道のあり方

2020年02月20日 14時39分44秒 | 日々のこと
昨日森友問題で籠池夫妻に有罪判決が出ました。今日泰典被告の保釈が決定しましたが、また各テレビ局は彼の言い分を大々的に流すのではないでしょうか。昨日は彼の妻がわめいているのをテレビのニュースやワイドショーで見ました。

泰典被告の話がテレビで流れるのを何度も聞いていると、彼には多少の非はあるかも知れないけど実はいい人なのかもなんて思えてしまいます。冷静に考えたら、彼がテレビの取材に応じるときに自分は悪うござんした、なんて言うわけはなく、実質的にテレビは彼のプロパガンダに与していることになります。

こういうのって以前もありましたよね。オウム事件のときの上佑史浩、ああ言えば上佑なんて言われた人ですが、彼の言い分(=オウムのプロパガンダ)を盛んにテレビは取り上げていました。

もっと昔だと荒木虎美。別府3億円保険金殺人事件で逮捕された人です。私が学生の頃だったと思いますが、彼も盛んにワイドショーなんかに出演して無実を訴えていました。こんな人、テレビで話をさせてはいけなかったですよね。

今回の籠池夫妻もマスコミ(特にテレビ)は有罪判決とか保釈の事実を伝えるだけにすべきであのオッサンの談話を取り上げる必要は全くありません。安倍首相に対抗する勢力が後押ししているのか、テレビ局自体がそうなのかは全くわかりませんが、報道の中立性が問われると思います。