リュート奏者ナカガワの「その手はくわなの・・・」

続「スイス音楽留学記バーゼルの風」

最もきれいな指←新型コロナ対策!?

2020年02月22日 16時22分40秒 | 日々のこと
昨今の新型コロナウィルスの流行を受けて、手洗いやうがい、マスク装着などの重要性が叫ばれています。特に手洗いは大切だそうで、手指を介して口・目・鼻などからウィルスが体内に入り込み感染することが多いと言われています。

今度の新型は麻疹などと異なり空気感染はせず、接触感染だそうですから、基本的には不特定多数が触っているもの(階段の手すりとか電車のつり革とか) に触れるのを最小限にすること、手で顔を触らない、手洗い励行で防げると言われています。

人間って結構手で顔を触ることが多いらしいですが、もうほとんど無意識にやっているのかも知れません。ところで手で顔を触るといっていも、触るのは指ですよね。その指のどの部分かというと、多分指先と指の親指側でしょう。一方ウィルスが付きそうな部分は手のひらから指先にかけての部分、と指先でしょう。親指は関節の動きがフレキシブルですから(だからリュートの演奏法を習うときに変なクセが付きやすい)一番ウィルスが付く部分が多いでしょう。

スイスにいたとき自炊していましたが、手が荒れるといけないので必ずゴム手袋をして皿洗いなどをしていました。結構白っぽいゴム手袋を使っていたので、長く使っていると指先の汚れ具合とか摩耗具合が指によって異なっていることに気づきました。(ゴム手袋をちゃんと洗っとけよ、ってツッコミが入りそうですが(笑))

一番汚れている(=よく使う)のは右手の親指、そして一番きれいなのは左手の薬指でした。まぁ要するに一番使わない指ということでしょう。指の使用頻度から、利き手じゃない手の薬指が一番きれいということで、もし手で顔を触るにしても、利き手じゃない手の薬指の上面を使うのが最も安全と言えるでしょう。

大人で鼻くそをほじくる人はいないでしょうけど、目をこするくらいのことはあるでしょう。その時は左手薬指の上面を使い、他の指が顔に触らないようにするのが最も安全です(多分)ので日頃からそういうクセを付けておくといいかなと思います。結婚指輪を左手薬指にはめるというのも、左手薬指が最もきれいな指であるからというのが理由のひとつなのかも知れません。

まとめますと:

1.ものに触るときは利き手を使う。
2.自分の顔は極力手でさわらないようにしたいが、触るときは左手(利き手じゃない方)の薬指の上面で。

3.親指を使うのは厳禁。

4.普段から顔を触るなら左手薬指で、という習慣づけ。

これで多少なりとも感染リスクは減るのでは。