VARIETIE OF LUTE-lessons の翻訳シリーズのとき、お示し致しましたダウランド律とその改良型。ダウランドが記述しているものはそもそも破綻しているということは連載中に述べましたが、その際改良型も提示させていただきました。
で、暫くその改良型を使っていましたが、C Dur と F Dur があまり心地よくないので、今は「ほぼ平均律」に戻しています。C Dur やF Dur をきれいに出そうと思うと、結局純正で合わせていたところを調整しなくてはならず、それなら「ほぼ平均律」と同じ手間になるからです。
改良型ダウランド律は、5コース4コース以外の4度、5度を純正で合わせられて調弦が楽であり、かつきれいな長3度も得られるので貴重ではありますが、2フレットの位置に長3度音を持つ和音がちょっと問題なのです。まぁそのうち「再改良型」を試してみようかとは思いますが、来週予定しているコンサートではいつもの「ほぼ平均律」を使う予定です。
なお「ほぼ平均律」は私が使っている方法で、具体的には、開放弦の5度を平均律よりはほんの気持ち狭めに、そして4度はほんの気持ち広めにとり、その分2フレット、4フレット、5フレット、7フレットを微調整する方法です。この「ほんの気持ち」というのがなかなかくせ者です。弦の選定が悪かったりペグの回り方がいびつだと実現できません。詳しくは文字では書けませんので、興味のある方は拙宅までお越し下さい。
で、暫くその改良型を使っていましたが、C Dur と F Dur があまり心地よくないので、今は「ほぼ平均律」に戻しています。C Dur やF Dur をきれいに出そうと思うと、結局純正で合わせていたところを調整しなくてはならず、それなら「ほぼ平均律」と同じ手間になるからです。
改良型ダウランド律は、5コース4コース以外の4度、5度を純正で合わせられて調弦が楽であり、かつきれいな長3度も得られるので貴重ではありますが、2フレットの位置に長3度音を持つ和音がちょっと問題なのです。まぁそのうち「再改良型」を試してみようかとは思いますが、来週予定しているコンサートではいつもの「ほぼ平均律」を使う予定です。
なお「ほぼ平均律」は私が使っている方法で、具体的には、開放弦の5度を平均律よりはほんの気持ち狭めに、そして4度はほんの気持ち広めにとり、その分2フレット、4フレット、5フレット、7フレットを微調整する方法です。この「ほんの気持ち」というのがなかなかくせ者です。弦の選定が悪かったりペグの回り方がいびつだと実現できません。詳しくは文字では書けませんので、興味のある方は拙宅までお越し下さい。