リュート奏者ナカガワの「その手はくわなの・・・」

続「スイス音楽留学記バーゼルの風」

Tree Edition

2020年02月08日 14時48分02秒 | 音楽系
ひさびさにTree Edition に楽譜を注文しました。Tree Edition というのはドイツのリュート音楽を専門とする小さな出版社で、Albert Reyerman という人がほそぼそと?やっています。

今月の初めに宣伝のメールをもらいました。「設立40周年を記念しまして、完全版ロストック・リュート・タブラチュア写本をCD/DVDにてご提供させていただきます」とありました。

この完全版はフルカラーで1540ページにもおよぶ11コースバロック・リュート用タブ集です。これらは現在ロストック大学の図書館所蔵のもので、Weichenberger, Weiss, Pichler, Losy, Hinterleitner, Gautiler, Dufalt, Pinell, Dubutなどフランス、ドイツだれでもござれという感じの分量です。

ありがたいことに、このようなインデックスも付いています。



冊子別、作曲家別と2種類のインデックスがありますのでとても便利です。これでたったの95ユーロ、決済はPayPalであっという間です。便利な時代になったもんです。

これをiPadに入れれば冊子よりずっと軽くなるので使いやすいです。1500ページを超える本だと何センチくらいになるのでしょうか。もうこの手の大全集を紙の本にする時代は終わったのかも。データはロック付きのPDFで、その都度暗証コードを入れなければならないのがちょっと面倒ですけど、まぁ仕方がありません。こういうのをすぐコピーしたがる人が人がいますから。どんな場合でも必要な対価を払って入手していただきたいものです。

興味のある方は下のURL,メルアドまで。
www.tree-edition.com
albertreyerman@kabelmail.de