リュート奏者ナカガワの「その手はくわなの・・・」

続「スイス音楽留学記バーゼルの風」

S.L. ヴァイス:メイキング・オブ・ミッシングパート(20)

2020年10月22日 22時45分33秒 | 音楽系
前回、間違ってシリーズ18としてしまいましたが、19の間違いです。訂正しておきました。

さて今回は第三楽章の13~27小節です。



13小節目は前半の終わり、14小節目はその繰り返しにあたります。なぜか繰り返し記号は使われていませんし、赤色の下線部のようにバスが前半と微妙に異なっています。ここでは異なっているバスに合わせつつ、前半部を少し装飾的なフレーズを作ってみました。



22、23小節目は前半部と同じように、ヴァイオリンは休んでもらうことにしましたので、アドリブでより装飾的なフレーズを入れるべきところです。

27小節目からは後半部です。後半部も前半部と同じように繰り返し記号なしで書かれています。なおここでは各区切りには現代式に複縦線を入れてありますが、オリジナルのタブには複縦線は入っていません。

(つづく)