リュート奏者ナカガワの「その手はくわなの・・・」

続「スイス音楽留学記バーゼルの風」

財政難(1)

2020年10月30日 13時53分06秒 | ローカルネタ
我が町内における町内会長の仕事は、他の町内に比べると申し訳ないくらい少ないです。なんせ10数軒しかないので・・・。せいぜい配布物が届きそれを仕訳したり、送付されてくる文書を管理+α程度です。でもこれらもいま政府が進めているDX(デジタル改革)とやらでいずれは市から各家庭にPDFのプッシュ送信になるのでしょう。そうなれば各町内会長の仕事が軽減(ウチの町内の場合は激減?)されるでしょうし、もっといいことは印刷代が相当額節約できます。

数日前にも広報と文化・スポーツ情報紙「あいりす」が送られてきましたが、「あいりす」のある記事に目が留まりました。



鉛筆でうっすら囲んだ部分です。この2つのイベントは毎年複数回開催されますが、「あいりす」で大々的に取り上げていました。2018年の5月号です。



私のコンサートも入れてもらっていますが、今年の11月号はそれぞれわずか3行、それも8ポイントくらいの小さい文字です。老人には読めません。2018年5月号だと催しが大きくアピールされていて、多くの方の目に留まると思いますが、今年の11月号だと見過ごすことが多いでしょう。その差は歴然です。本年度から「あいりす」のページ数が半分になり情報を詰め込んだ結果です。

どうしてこのようになったのか詳しいことは知りませんが、各号の一番上の右方を見ますと、今年の11月号は編集・発行が「桑名市社会福祉協議会」であるのに対して、2018年5月号は「桑名市文化スポーツ振興公社」となっています。ここから推測できることは、一定の独立性をもっていた「桑名市文化スポーツ振興公社」が廃止され、それが市のいち課である「文化スポーツ振興課」に形式的に引き継がれ、実質は「桑名市社会福祉協議会」の担当になったということなんでしょう。

「福祉協議会」は多少はスポーツ・文化との関連性は見出されるかも知れませんが、本質的には全く別のものです。「あいりす」には「くわなの文化・スポーツ情報紙」と謳っているにもかかわらず、表面の一番上には桑名市社協講師バンクの広告が、他のイベント案内より大きな文字でページを三分の一をさいて掲載されています。
(つづく)