リュート奏者ナカガワの「その手はくわなの・・・」

続「スイス音楽留学記バーゼルの風」

さらにもうひとつ弦をめぐる状況

2021年04月14日 13時12分00秒 | 音楽系
さらに何人かの演奏家の状況を見てみましょう。

ベテランプロF
ガット弦への指向はあるようだが、現実問題を考えてライブで使うことはない。録音でも昔ながら?の金属巻き線のバスを使う。

中堅プロG
テオルボではピラミッド弦の使い古した弦をバスに使用している。ガット弦は使わない。

若手プロH 
新しいアルバムではカーボン弦のバスをドイツテオルボで使用。金属巻き線もバスに使うこともある。ガット弦はライブ時の安定性の問題で使わない。

ベテランプロI
ライブが多いこともありガット弦には関心がなく合成樹脂弦と金属巻き弦を使う。

若手プロJ 
ライブでの状況を考えてガット弦を使うことはない。ただ「ガット弦信者」との付き合いに悩むこともある。