リュート奏者ナカガワの「その手はくわなの・・・」

続「スイス音楽留学記バーゼルの風」

恐怖の講習会!?

2021年04月22日 22時20分04秒 | 日々のこと
今日は初夏のような陽気で空気も乾いていて気持ちのいい日でした。こういう日にはどっかにドライブでもという気になりますが、予約してあった合理化講習会を受けに近所の自動車学校に行かなくてはなりません。65歳以上の人で自動車免許を更新する人は必ずこの講習を受けなくてはならいそうです。でもこの「合理化」ということばがついているとなんか馬鹿にされているるような感じも。辞書で調べてみると合理化=「理屈にあうよう理由付けをする」「人員整理をする」という意味がありました。やっぱり・・・

まぁそれはさておき、時間通り自動車学校に到着して開講を待ちました。



講習を受ける部屋に入ると、中には老人ばかり!まぁ自分もそうですが。よぼよぼの歩くのもおぼつかないお爺ちゃんもいましたが、大丈夫なのかな?

まずいくつかの書類を記入し、目の検査をしてから落語家の三遊亭小遊三が出演する交通安全教材のビデオを見て、最後は実際に教習所の自動車(クラウン・コンフォート)を運転してコースを回ります。要領は教習所で習ったことと同じでしょうけど、実は私は自動車学校に行っていません。行っていてもとっくに忘れているでしょうけど。

教習車には受講生のジイさん3人と先生が乗車して、まず先生がお手本でコースを回ります。私はトップになりましたが、特に問題なく終えました。次の方に変わりましたが、この方、車のシートの位置合わせにえらい手こずっていましたので大丈夫かなと思いましたが、やはり大丈夫ではなかったです。

シフトレバーのPからDへブレーキを踏まないでチェンジしようとしたので、まったく動きません。先生がちょっときつい言葉で指導していました。それで動揺したのか、コースに入ったら逆走を始めました。なくそう逆走です。なんか少し怖くなってきました。

いくつかコーナーを曲がって、最大の難所?にさしかかります。10cm位の段に前輪だけ乗り上げ、乗った瞬間にブレーキを踏むという難イベントです。講習のときに講師の先生から説明がありましたが、コンビニなんかで車止めに乗り上げた時、パニくってアクセルとブレーキを踏み間違えてコンビニのお店に突っ込むのというはよく聞きますが、そういう事態の対応力を見るためだということでした。

さてその御仁、左折してその段差に向かうのですが、少しオーバーランしてしまい斜めに入ってしまいました。そして段に乗り上げたとたんアクセルを踏みすぎたと思いブレーキをかけたつもりがさらにアクセルを踏んで、エンジンがブウワーーー~~とおよそクラウンコンフォートにそのような雄叫びをあげるパワーがあったのかとは信じられないくらいのパワーを出し急発進です。

その瞬間車はガクンと急停止。先生がブレーキを踏んだのです。ああ怖かった。そのあとに続く縦列駐車もなかなかうまくいかず、なんとか半分くらい車を入れて出る時もうまく出ることができません。

この方、今までよくご無事で。ひょっとしてペーパードライバー?もし運転されていたのでしたら、これからはもう車には乗らない方がいいと思いますが、このまま講座修了書を貰ってお帰りいただくだけなのでしょうか。帰りは駐車場でこの方の車とハチ合わないよう、急いで帰りました。