2020年の年末にとある喫茶店でイベルメクチンに関する記事を読みました。いわゆる第3波を迎えた頃で、21年の正月を過ぎて感染が拡大していった頃です。
その記事によりますと、イベルメクチンという薬はとても安価で、すでに抗寄生虫薬としての長い滋養実績があるということでした。それが新型コロナにも効くという触れ込みの記事でした。その薬を開発されたのがその研究開発で2015年のノーベル生理学・医学賞を受賞された大村智博士です。
日本人が開発した薬ということは、そのうち日本初の治療薬として世界中に広まるな、とその記事を読んだ後思いました。ところがその後イベルメクチンに関する情報はぱったりと途絶えてしまいました。そして昨年の9月の初め頃アメリカの権威ある医学系の団体が、イベルメクチンの処方箋の発行および処方することを強く反対するという声明を出しました。
これは報道されましたが、「そんなもんなんや。やっぱり効かんのかな」くらいに思っていましたが、なんかちょっと怪しい感じもしていました。そのうっすら感じていた疑問がわかると思い最近購入して読んだのが、今回のエントリーのタイトルにあります「イベルメクチン」大村智編著です。この本の副題に「新型コロナ治療の救世主になり得るのか」とありますが、そういうキャッチフレーズの本にありがちなトンデモ本ではもちろんありません。
読んでみて、「やっぱり・・・」という感じがしました。ちゃんとした科学者なら絶対にしないような信頼性が低い治験データを元にイベルメクチンの無効性を論文に書いたり、さらにそのような論文を根拠として、アメリカのFDAやWHOなどの著名な機関が「イベルメクチンは効かん!とかそんなん使う必要ない!」などと表明したり、それを根拠にYouTubeなどのデジタル系メディアの情報が遮断されたり、国内のマスメディアも採りあげない、という事実が書かれていました。
本書の146ページから引用しますと、
科学的なデータに基づいて決定されるべき事柄が、巨大なワクチン市場や新規医薬品市場を見込んだ巨大製薬企業が多額の資金を投じて主導する巨大科学、多数の研究者を動員して行われる巨大試験、巨大国際機関、巨大学会、巨大メディアの組み合わせによる非科学的で政治炊き・経済的な虚偽情報に基づいて決定されている。
イベルメクチンは一錠1ドル程度でお値段が安いそうですから、そんなもんが広まってしまったらカネが儲からないということで製薬企業、国家、研究機関がグルになって普及の阻止をしているということのようです。ありがちなことでしょうけど、やり方があまりにも露骨ですね。
ワクチン接種の3回目でもたもたしている岸田政権ですが、もう近いうちに第6波は収束するという専門家もいますし、ワクチン3回目を接種する人も激減するでしょう。そうなったらワクチン接種開始が遅れたことの責任を追求され、政権の命取りです。その前に治療薬としてのイベルメクチン使用を普及という手をバーンと打つべきです。岸田さん聞いてらっしゃいますか?
その記事によりますと、イベルメクチンという薬はとても安価で、すでに抗寄生虫薬としての長い滋養実績があるということでした。それが新型コロナにも効くという触れ込みの記事でした。その薬を開発されたのがその研究開発で2015年のノーベル生理学・医学賞を受賞された大村智博士です。
日本人が開発した薬ということは、そのうち日本初の治療薬として世界中に広まるな、とその記事を読んだ後思いました。ところがその後イベルメクチンに関する情報はぱったりと途絶えてしまいました。そして昨年の9月の初め頃アメリカの権威ある医学系の団体が、イベルメクチンの処方箋の発行および処方することを強く反対するという声明を出しました。
これは報道されましたが、「そんなもんなんや。やっぱり効かんのかな」くらいに思っていましたが、なんかちょっと怪しい感じもしていました。そのうっすら感じていた疑問がわかると思い最近購入して読んだのが、今回のエントリーのタイトルにあります「イベルメクチン」大村智編著です。この本の副題に「新型コロナ治療の救世主になり得るのか」とありますが、そういうキャッチフレーズの本にありがちなトンデモ本ではもちろんありません。
読んでみて、「やっぱり・・・」という感じがしました。ちゃんとした科学者なら絶対にしないような信頼性が低い治験データを元にイベルメクチンの無効性を論文に書いたり、さらにそのような論文を根拠として、アメリカのFDAやWHOなどの著名な機関が「イベルメクチンは効かん!とかそんなん使う必要ない!」などと表明したり、それを根拠にYouTubeなどのデジタル系メディアの情報が遮断されたり、国内のマスメディアも採りあげない、という事実が書かれていました。
本書の146ページから引用しますと、
科学的なデータに基づいて決定されるべき事柄が、巨大なワクチン市場や新規医薬品市場を見込んだ巨大製薬企業が多額の資金を投じて主導する巨大科学、多数の研究者を動員して行われる巨大試験、巨大国際機関、巨大学会、巨大メディアの組み合わせによる非科学的で政治炊き・経済的な虚偽情報に基づいて決定されている。
イベルメクチンは一錠1ドル程度でお値段が安いそうですから、そんなもんが広まってしまったらカネが儲からないということで製薬企業、国家、研究機関がグルになって普及の阻止をしているということのようです。ありがちなことでしょうけど、やり方があまりにも露骨ですね。
ワクチン接種の3回目でもたもたしている岸田政権ですが、もう近いうちに第6波は収束するという専門家もいますし、ワクチン3回目を接種する人も激減するでしょう。そうなったらワクチン接種開始が遅れたことの責任を追求され、政権の命取りです。その前に治療薬としてのイベルメクチン使用を普及という手をバーンと打つべきです。岸田さん聞いてらっしゃいますか?