蔵書どうしていますか。

2007年01月19日 | 読書
小海線で月1回飲み会に行く。電車は都合がいい、1本逃すと1時間は来ないので2時間きっかりで、デザートのアイスクリームまで頂けるし、2次会にも行かなくていい。駅前に代行タクシーを予約しておいてまっすぐ帰る。健康的である。

電車に乗る前に駅の貸本コーナーで1冊チョイスすることにしている。奇特な人が持ち寄ってくれたものである。

夫が物置小屋を占有しているのは私の本である、としみじみ言うので2人の子供に我が蔵書を寄贈したい旨申し出たが、あつさり断られた。ダストアレルギーにとって本のかびは始末が悪いからとのこと。・・・処分だ。

泣く泣くの思いで・・・・。もう学者にはならない・・・いやなれないから・・・。
実をいえば古い本を読み直す時間はないのだ、次から次に届く新刊書と月刊誌に追いまくられているのだ。

もっと正確にいえば、量がこなせないのが現実か。

岩村田駅に50冊ずつ何度か運んだ。いい本はあっという間になくなる。さすがに学生の町である。

しかし蔵書をみれば人格がわかるみたいなところがあって、ある時急に気恥ずかしくなった。それでブックオフに持っていったらとのお薦めに従い、車のトランクと座席いっぱい運びこんだ。結果は250円だった。1冊ではない全部でだ。
これは購入できませんという本を山積にしてくれたが、さすがに処分はしてくれると言った。・・・持ち帰る元気はなかった。

ブツクオフは新刊書の世界であって、古本屋ではないと妙に納得した。初版本も関係ない世界である。

なんだかんだ言っても、捨てられない本は多い。
そして今や、娘夫婦から届く本のスピードが捨てるスピードよりハイペースなのである。そのおかげで絶対自分では購入しない種の本を読むことができる。

しかしである。若かりし日一生かかっても読みきれないと思っていた本の数々も、気力と視力の衰えにはかてない。・・・少年老い易く学成り難しか。

この頃また岩村田駅に運んでいる。・・・・私の選んだ本じゃないもん。

                       依田 美恵子
コメント
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