きゅうりは曲がっていてはいけないのか。

2009年09月19日 | 日々のこと
朝夕の涼しさがぐーんと進み、緑色だった田んぼが急速に山吹色に変った。もう10日もすれば一面黄金色になるだろう。すばらしい実りの秋だ。

 先週少しばかり農家の嫁をやったばかりだけれど、日本の実態を垣間見る思いだ。生産者と消費者の間に流通が入る。それは物を売る能力のない生産者にとっていたしかたがないことである。

 たとえばの話、マーケットで並んでいる「きゅうり」はみんなまっすぐである。
消費者は曲がったきゅうりの存在を知っているだろうか。曲がった物は商品価値がないので、加工用に回すか、処分するかだとう思う。(きゅうり農家でないので、正確には知らないが)

 先日ラジオでその出荷できないきゅうりの割合を言っていた。数字として正確に記憶していないが、「そんなにー」とびっくりした記憶がある。

 そこで思うのだが、消費者はきゅうりはどうしても、まっすぐでなければいけないのかである。

 食料自給率のことを考えれば、農家の生産意欲とその収入の確保を抜きにしては考えられないと思うのだが。もっとも野菜に関しては結構充足しているらしいけれど。

 プルーンの収穫を手伝っていても、その収入がどの位になるのか聞いた事がないが、ここ何年かの経験からして、そんなもんですかというレベルであろうと思う。
農業で生計をたてるというのは並大抵のことではないと思うのだ。

 よその国に行くと、できるだけ市場をのぞくことにしている。そこで並べられている野菜や果物を見ると、日本との規格の違いに驚く。

 生産者が声に出すべきか、消費者が声にだすべきか。きゅうりは曲がっていてもいい・・・・とか。でも現実は生産者は弱い立場にあるみたい。

 この頃、産直のお店がにぎやかだ。地産地消が理想だけれど、市場が小さいからね。

 何でこんな話になっちゃつたんだろう、他の事書こうと思っていたのに、出だしがいけなかったかもね。

依田 美恵子

    軽井沢・佐久で建てる外断熱・省エネ住宅 中島木材の家


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