山道が荒れて

2011年10月15日 | 信州の木材
久しぶりの雨です。ちょうどいいお湿りなとこはいいでしょうが、局地的に大雨予報が出ています。災害が多かった年でしたので、二次災害が起きなければいいですね。

 先日のお休みに、父が持ち山の界を息子に教えたいと言います。俺も行くかなあーと夫が言いますが、軽トラックには2人しか乗れません。

 1代おろのきで息子に教えておいてください、なんて夫が多忙な頃私がお願いしたのでした。

 山なんて、嫁に来た年にキノコとりに一度行っただけ。いまやその方向さえ定かではないのです。

 かっては自家用に使う木を伐りに行っていたはずだが、いまやそれらは工業製品に代わり、自分の山でも正月用の松の枝にしか使い道のないのが実情です。

 界といっても国土調査が入っているので、この当りだけ分かればとみてきたらしいが、軽トラックでも途中までしか行けないほどに、山道は荒れていたらしい。

 それでも赤松がいい木になっていたとうれしそうだった。紀元2600年記念に2600本植えたという唐松、植えた時から孫の役に立てばと思っていたらしいが、それが現実になることがあるでしょうかか。
 
 「それでもここにきて日本の山の事情が変わってきましたから、いいこともあるかもしれませんよ」とフォローしましたけど。

 山が木の資源価値を失っていた時代から、自国の資源を使わなければならない時代がようやくというかとうとう来た。

 これからはどう安く木を市場にのせられるかでしょう。日本の人件費を考えると、山元に還元できるのは僅かであろう。それであっても山を再生していく必要は大です。

 地元に居ても持ち山の存在場所さえ定かでないのですから、不在地主に至っては、持ち山の存在すら意識してはいまい。

 個人の小さな山を団地化して整備する方向にきた。個人のものであっても、環境は国民全体のものであるということでしょう。

 夕食の席で80代半の父母か若かかり日、山に作業に行った時の話で盛り上がったのでした。

                      依田美恵子

軽井沢・佐久で建てる外断熱・省エネ住宅 中島木材の家


【 中島木材のホームページは こちら


ポチットお願い!にほんブログ村 住まいブログへ
にほんブログ村 住まいブログ
ブログランキング・にほんブログ<br>
<br>
<br>
<br>
 
</div>
</div>
<!-- /entry-body -->

  <!-- entry-bottom -->
  <div class=
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする