ТPPって本当にわかっていますか。

2011年10月27日 | 日々のこと
1960年代初め、テレビドラマで見るアメリカは夢の世界でした。「名犬ラッシー」から始まり「パティ・デュークショウ」はもう憧れのかたまりでした。

 この頃古い映像を見ていたら、アメリカの女性のワンピース姿にその当時を思い出してしまいました。子供の私にはよき時代に見えたアメリカでした。

 朝6時43分のNHKラジオで内橋克人さんが、今盛んに問題となっているТPPについて話されていました。

 問題を5つ取り上げていました。
とっさに手元にメモがないまま頭に入れた積りなのですが、かなり抜けていますが。
 ①制度のバリアフリーであること。
 ②その範囲は保険・医療・サービス・金融・環境・労働・・・・。
 ③日本の国民皆保険の崩壊の恐れ
 ④日本は農産物の2国間交渉で除外するものは除外してきたが、一切認められない。
 ⑤ТPPはアメリカにとって対中国戦略である。(貿易と軍事)
 最後に情報が全部出されていないというようなお話でした。

 内橋さんこの程度にしか聞き取れなくてすみません。
以下私の考えです。
 前々から7月まで全国農業共同組合中央会の会長だった茂木 守さんが、これに対して猛烈な反対をしていましたから、私自身も「農産物」に大変なんだという位の認識はありました。

 それが金融・保険からすべてがその対象で。何一つ除外はないそうです。
カナダは乳製品を除外できるかと水面下で交渉して、参加自体を除外されたとか。

 大分前です、トイザらスと保険・金融が我が国に入ってきた時のことを思い出してください。日本中から街のおもちゃ屋さんが消えませんでしたか。

 保険の外資はもう当たり前ですね。

 企業の中に外国の資本が入っていて、びっくりすることもしばしばです。まあ外資を入れることは必要なことですが。

 クリントンさんもオパマさんも健康保険のようなシステムを作りたいと言っていました。なぜできないのでしょうか。アメリカの保険会社が反対しているからです。

 国民皆保険が今回の範囲の中であるのは日本だけです。この皆保険でさえなくなってしまう可能性だつてあるのだそうです。

 アメリカも本当に僅かな人々が冨の大半を占めている国です。この頃のウォール街でのデモでも分かるように、冨の配分が求められている国。

 今アメリカが憧れの国でしょうか。

 ТPPとはアメリカのシステムを皆に適用するということなのだそうです。

 農産物ですが、遺伝子組み換えの表示がなくなります。残留農薬の検査もなくなるかもしれません。そしてお肉の問題に至っては・・・・おわかりですね。

 関税で保護されている農産物はもう国内でつくる人はいなくなってしまうということです。それを補償すると1兆円規模のお金が必要と試算されています。

 自家用ならともかく、採算のあわないものを作り続けることは不可能です。

 日本の農業と自給率どうなっていくのでしょうか。

 農業は24の中のひとつに過ぎません。
日本は工業国ですから、輸出で稼いでいけばいいという考えも充分理解できます。

 それでも工業製品の輸出のために失うものの大きさに愕然としました。
時代の流れに逆らえないとばかりに、ことは進みそうです。

 韓国はТPPに参加を決めて、オバマさんが野田さんより韓国の大統領をずっと歓待しているように見えましたのは・・・ひがみでしょうか。

 環太平洋はひとつ・・・・理想ですが、政治も違い経済の格差もある中です。無理が通れば道理が引っ込む・・・・そんなことわざが思い出されました。

 むずかしい!!
みなそれぞれの立場がありますものね。
 
             依田美恵子

軽井沢・佐久で建てる外断熱・省エネ住宅 中島木材の家


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