原発は海温め装置

2011年10月28日 | 日々のこと
 恐ろしい内容の新聞記事である。信濃毎日新聞の10月25日の「斜面」。
その出典は、小出裕章さんが福島第一原発の事故後に書かれた「原発のウソ」(扶桑社社新書)である。

 小出さんは、京大原子炉実験所の助教で反原発の立場を貫いてきた方だという。

 「斜面」の著者がうなづかれたくだり。()内は私の感想
 原子工学科で学んだ学生時代に恩師の東大原子核研究所の助教授だった水戸巌さんから、原発は「海温め装置」と呼びなさいとと言われたという。

 標準的な原発の発電量は100万kWだが、原子炉の中では300万kWの熱が生み出される。その3分の1を電気に変え、残り3分の2は海に捨てている。

 原発の中に引きこんだ海水で原子炉の熱を冷やし、温まった水を生みに戻しているから「海温め装置」なのだという。

(私の中にだって海辺に原発があるのは冷やすためだという認識はありましたよ、確かに、そのボリュウムがこんだけとは多くの方も知らないでしょうね)

 1基の原発が1分間に70トンの海水を引き込み、その温度を7度上げ戻している。日本の原発54基すべてなら、1年間に1000億トンの海水を7度温めるということらしい。

 ちなみに海に注ぐ国内の川の総水量は4000億トンだという。

(ここまで読んで私たちの地球温暖化ってなんなのよ、と思ったのでした。今回の事故があったから、この手の話が表に出るようになったのでしょうか。確かに電気コストが上がれば、外国との競争に立ち行かなくなる業種もいっぱいなのでしょうが、何にしても無力な自分に行き当たります)

依田美恵子

軽井沢・佐久で建てる外断熱・省エネ住宅 中島木材の家


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