上諏訪温泉「浜の湯」と諏訪の街

2011年10月18日 | 
飯山からなんで諏訪なの、という素朴の質問もありやなしや。なんたってホテルがとれなかったのでした。究極土曜日泊を変えたら・・・取れたんです。

 上諏訪温泉の「浜の湯」、ずっと昔に泊まったことがあって、そのご縁で「浮城くらぶ」に入会させていただいていたのですが、休日以外に出かけるなんて夢の夢の日々でしたから、まったくご縁がないまま実はかなり心苦しく思っていたのでした。

 くらぶ会員には数々の特典があるのですが、チェツクインが2時でアウトが11時です。これなど温泉だけあれば充分の父母にはピッタリです。

 優先的に眺望のいい上層階のお部屋ということで今回は9階でした。窓からは諏訪湖が見えます。夕日が諏訪湖のむこうの山並に沈んでいきます。赤い太陽が湖面に最後の光を与えています。あ~きれいと思わず口にしてしまいました。

 エレベーターに同乗した見ず知らぬ男性が「もう一度最上階まで行ったら」と勧めてくれました。う~んいいかも。

 大きなホテルで今夜は200人だとか。

 長野県内も今年はホテルの倒産が多くありました。団体旅行が減った時代から、観光旅館やホテルのあり方が変わってきましたが、リーマンショックや今回の震災は人々の心に大きな影を落とし、それをもろに受けたことも影響したのでしょうか。

 個人客のリピーターを増やしたい・・・・それが「くらぶ」発足のねらいでしょう。

 大きなホテルで格式を維持することは大変なんでしょうね。トイレもウオシュレットだし、テレビも最新式になっているし・・・・と。でもお部屋の飾り物もお取替え不要のものでした。

 まあ一番の悩みは全体の設備・建物の修繕費の増大でしょうね。夫と窓から玄関・アプローチ部分の広い瓦屋根を見て、凄い広さねえと瓦の数にも感心してしまったのでした。

 早めにチェツクインした後、夫と諏訪の街の探索に出かけます、前回来たのはちょうど2年前、同じところを歩きながら、町並ウォツチングです。

 この街も空洞化しています・・・・本当に古い建物も多いのです。「あのガラスから見るとどう見ても戦前だわ」。街中は隣とピッタリとくっついています・・・・修理するにも問題だわねえ、と気になるのでした。

 あの「丸光」も変わってしまったし・・・・と歩きながら、バリアフリーにはなっていない歩道に、車はいいけど歩行者が一番大変と思うのでした。

 普段自分の街を歩く事が、ほとんどないだけに、こんな非日常の日々の中で体験してしまうのです。

 さらのところに街を作らない限り、掘り返し・掘り返しの繰返しの結果ですもの・・・今さらこれをどうすることもできないでしょうね。

 真澄酒造さんでお買い物。お酒以外の商品もいろいろあります。ここの上等の調味料がお薦め。今回生ラー油を作るための「ゴマ油」に、おでん種用の「結びコンブ」をゲットしました。ほんとに些細な買い物。なんたって歩きですもの。もちろんお酒は外せませんけど。

 それと「横山 タカ子」さんの「さしす料理」の本。先日本屋さんで探したけれどなかったのでした。この酒蔵にはこの手のこだわりの本もけっこう置いてあるので、楽しみのひとつなのです。
 
 浜の湯のことに行き着きませんね、長くなりますので改めます。

依田美恵子

軽井沢・佐久で建てる外断熱・省エネ住宅 中島木材の家


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