「ウマがあわない」「ウマが合う」のウマとは?

2012年02月02日 | 長野労基のひと口コラム
久しぶりに長野労基の「ひと口コラム」からの引用です。

 相性が悪いことをなぜ「ウマが合わない」というのでしょうか。

 「ウマ」は馬のことです。
 昔は箱根で馬に人を乗せて運んでいた時、馬は気にいらない人(相性のよくない人)を途中で振り落とすことがあり、そこから相性が良くなかったり、ギクシャクしてしまうことを「ウマがあわない」というようになったのだとか。

 では「ウマがあう」とは、気のあうことや意気投合する時につかわれますが、これは騎手と馬の息(又は意気)が合うことで、騎手と馬のそれぞれの実力以上の力を馬が発揮してくれる、そういうプラスアルファーの意も含まれているのだとか。
 人以外に車や楽器などの物に対しても使われることもあります。

 同じ様な意味合いで「ソリが合わない」という言い方の「ソリ」とは、刀に付けられている微妙な反り(カーブ)のことで、鞘の反りとぴったり合わないと、うまく納まらないところから生まれた言葉だそうです。
 以上

 私たちの世代には、抵抗なく理解しているフレーズですが、若い世代の皆さんはどうなのでしょうか。
 生活の中で「物を作る」という部分がなくなってきています。物は商品として並べられての時代に、微妙な生活観から生まれた言葉はいずれ辞書の世界になっていってしまうのでしょうか。

 いやいやそれにしても、過去よりも現在ただ今理解できない言葉があるのを感じている私です。ついていくべきかなー、と一人思い悩むのです。(笑)
                              依田美恵子

軽井沢・佐久で建てる外断熱・省エネ住宅 中島木材の家


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