中棚荘のつるし雛と押絵展

2016年01月24日 | 
小諸市の中棚荘で今年も「鄙のつるし飾り」「花あそび流つるし雛と押絵」展が1月21日から2月22日まで開催されている。水曜が定休なのと1日から4日までお休みとのこと。

 先日そこに出展のためお伺いしたのでした。

 出展なんておこがましいのです・・・・私はまだ本当に小さなのがひとつしか完成していないのですが、それでも気持ちだけはと。

 中棚荘の女将さんはつるし雛のお稽古仲間なのです。2年前この中棚荘のつるし雛を見て、先生をご紹介していただいたのでした。

 針仕事は私の人生では絶対に縁がないと思っていました。母はなくなる2年前まで針を持たない日は無かった位でした。ということは自分が針を持つ必要がなかったと言うことなのです。

 お願いしますでことが足りていたのですから。

 さらに何事も早いが取り柄の不器用は自他認めるところだったし。

 50の手習いの頃から、人様の針仕事を見る度に心が揺れるようになってきました。

 手芸ではなく、針なんです。キルトとつるし雛に心がときめきました。私の中に母のDNAがあるのを知りました。

 お稽古に通い始めてもうすぐ2年になります。途中しばらくお休みしなければならなかったこともあったのですが、お稽古が待ち遠しいです。

 先輩の皆さんは、次から次にと新しい物に挑戦していきます。それに目を奪われますが、私はどうしてもひとつを完成したくて、わき目を振らないように努めています。

 本当はもう羨ましくてなんですよ。でも腕がないから・・・・。それに不器用がもろにわかるのです。

 でも完成までにちょっと近づいてきたかなあー、と。つるし雛が48個必要なのですが、その内8個は同じものなのです。今出来上がったのは26個制作中が2個です。

 お雛様とお雛様の間に入れる梅が・・・・やつぱり48個いるのかしら。そして真ん中の大きな花玉。

 こうして書き出して見ると・・・・まだまだ先は長そう。

 でも同じ物は自宅でできるから。

 なんとか完成して中棚荘に飾らしてもらいたいものです。

 中棚荘のはりこし亭に飾られているのです、それはそれは見応えがあります。皆さんの作品がいっぱいだから。

 女将さんがものすごく一生懸命に作品を生み出していて、そのスピードに驚いてしまうのですが、私たちのお楽しみとは別の目標があるのだと思います。

 先日伺った時も外国の皆さんや、地元の経済団体の皆さんも大勢お見えでした。

 しっかり仕掛けているのがよく分かります。努力なしで何事もできません。待つだけでは衰退していってしまいます。

 女将さんの仕掛けは数が多いのです。その活躍ぶりにいつも敬服しています。

 せめて気持ちだけでもご協力したいと、ちーちゃんのつるし雛まで持参してしまいました。

 だって食事に行った時、ちーちゃんが喜ぶだろうから。

 この時期に合わせた「お鄙膳」がお薦めですよ・・・・とってもおいしくいただきましたよ。
                                        依田 美恵子

  軽井沢・佐久で建てる外断熱・省エネ住宅 中島木材の家


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